耐 （2021年11月12月）

気がつけば12月も中旬…
パートナーの抗がん剤治療は来年にかけても続きます。
当初想定していた月に一度の更新は難しく、今後は不定期更新となることをお許しください　ｍ(_ _)ｍ

そしてまた気づけば年末…
喪中でもあり、闘病に年末年始はないため通常の通り記事の追記を続けます。
PC前に座ることが出来る時間が限られているため引き続きご訪問も難しい状況です。
申し訳ありません。どうかご容赦くださいませ。

年が明けてしまいました…
パートナー、本日（2022/01/13）4クール目の抗がん剤治療を終え退院しました。
時間と気持ちに余裕のある際に少しずつ記事追記出来ればと思っています。

12月　冠雪の八ヶ岳

11月　画像右、平らな山は美ヶ原　その向こう冠雪しているのは北アルプスの山々

11月　麓の紅葉　冠雪の八ヶ岳

11月　3、4枚目　横谷渓谷の紅葉

11月上旬、義母（パートナーの母）が亡くなりました。
この頃パートナーは抗がん剤治療の副作用「骨髄抑制」が強く出現。
血小板は入院輸血直前の数値まで減少…　
白血球も下降の一途だったため葬儀への出席は叶いませんでした。

なんで…　なんで…　なんで…
なんとかして葬儀に行くことは出来ないか。
しかし現在の体力ではどう考えても都内までの移動は不可能。
翌日の血液検査でさらに血小板が減少していた場合は緊急入院の上輸血を行う必要がある…
申し訳ない…　申し訳ない…　申し訳ない…
辛い辛い日々でした。

義母の葬儀の翌日から血小板の数値は少しずつ上昇。
しかし白血球はあいかわらず減少が続いていました。数日後白血球数を回復させる注射を打ちようやく上昇開始。
この間、検査のため毎日早朝の病院に通っていました。
病院では外来患者との接触を避け（白血球が少ないと感染症にかかりやすい）、少しでも早く検査結果を出せるよう、検査室ではなく担当の外来の看護師さんが採血し検査室に持ち込んでくれていました。
緊急入院の可能性もあったため毎日入院セットを持参して。
骨髄抑制による入院は避けることが出来ましたが、それでも血液一般（赤血球、白血球、血小板）の数値は全て基準下限値の半分以下…
抗がん剤の副作用である吐き気もなかなか抜けず体調も思うように戻ってきません。
自宅で過ごしてはいましたが、2人して夜もあまり眠ることが出来ていませんでした。

パートナーこの頃は不眠と同時に精神的にも不安定な症状がでていました。
これらの症状は抗がん剤の影響とばかり思っていたのですが、実は9月に発症した脳梗塞の後遺症がここにきて現れていたよう。
脳内の神経伝達物質のひとつであるセロトニンが低下したことで様々な症状が発症。
そこへ母親の死 + 骨髄抑制ときたものですから本人のストレスはMAXだったのでしょう。
11月下旬、不安定な状態が改善しないまま3クール目の抗がん剤治療のため入院となりました…
コロナ禍で面会は不可。LINEのやりとりで日々の体調や治療の様子を把握していたのですが、どうも様子がおかしい…
精神的に不安定な状態での入院生活。
本人もかなり辛かったようで病院スタッフの方々にはご迷惑をおかけしてしまったかもしれません…
12月初旬、それでもなんとかかんとか3クール目も終了し退院。
年末年始はのんびり自宅で過ごせます。
退院後は一転して不眠や精神的に不安定な症状が出現することはほぼなくなりました。

3クール目の入院前はちょうどコロナ感染も落ち着いていたころでした。
義姉と姪、続けて次女ファミリーがお見舞いにと来てくれていました。
本来入院2週間以内は県外の人との面会は避けるべきなのですが、主治医に伝えたところ感染が落ち着いていること、入院直前に抗原検査を実施することで家族の来訪を承諾いただきました。
5ヶ月ぶりに会えた孫たち。少し会わない間の成長ぶりに嬉しい驚き。
特に4歳になった孫①はすっかりお姉さんに！
庭で遊んでいても外に出てくる様子がないことで、じじの不調にも気づいたよう

「おじいちゃん、どうしたの？」
『うん、おじいちゃん病気なの…』

翌日じじの顔をみた孫①
「おじいちゃん、もうお咳はよくなった？」（病気＝風邪で咳がでる）
『うん、ありがとう。おじいちゃんがんばるよ…ToT』

思いやりの気持ちを持つことが出来、またそれを伝えることが出来るようになった孫①
じじとばばはとても嬉しかった。
次に会えたときはどれくらい成長しているのかな。