インフルエンザを患っても寝込むことのないパートナーが4日間寝込んでしまった・・・

土曜日、帰宅したパートナー。  
「すごく調子が悪いんで、すぐ寝るわ。 夕飯もいらない・・・」

「熱はないみたいだね。 明日はお休みだし、ゆっくり休んでね。」
ここ数日、なかなか疲れが抜けないと話していたので、疲れているのかな。 それくらいに思っていた私。










日曜日未明。
隣でパートナーがうなされているので額に手をあててみる。 
「あ…熱がある。 しかもかなり高い。」

パートナーに声をかけ、
「熱が出てきてみたい。ちょっと体温測ってみよう。」 
ピピピッ! ・・・ 38度7分(><) 
「ありゃ~、インフルエンザかねぇ。 朝になったら休日当番医に行ったほうがいいね。」

「うん、そうする・・・」 その後トイレから出てきたパートナー。 
「なんか足の様子がおかしい・・・」

どれどれ。 え・・・・・!? 
パートナーの下肢の様子を見て驚いた。
手のひら位の大きさのケロイド状のアザのようなものが両足の膝下、何か所かに出現している。
驚いたのはその色が尋常ではない。 その部分がまるで壊死をし始めているようなどす黒い赤。
「なにこれ・・・」 2人して息をのんでしまった。
下肢が一番ひどいのだけど、湿疹は全身にできはじめている。

次女がまだ起きている様子だったので、次女にも一番ひどい足の様子を見てもらう。
(次女は薬の勉強をしているので、我が家のなかでは薬と病気に一番詳しい)
「わわ! これヤバイかも。 でも浮腫じゃないし・・・ 」
「それにしてもこれはちょっと尋常じゃないし、熱も高いからすぐ診てもらったほうがいいよ。」

かかりつけの総合病院に電話をしたところ、詳細な検査はできないが診察していただけるとのこと。
パジャマの上にダウンを羽織って2人、病院へでかけた。

問診票に経緯を記入し、インフルエンザの検査(鼻の奥ホジホジの痛いやつ)、血圧測定、検温。
39度1分・・・ 
「熱、あがったね。 やっぱインフルかねぇ。」 
インフルエンザの結果が出た頃、パートナーのみ診察室へ入るようにと呼ばれた。

診察を終了しパートナーが出てきた。
「インフルはマイナスだった。 湿疹の原因は分からないから、月曜に皮膚科で診てもらったほうがいいって。」
「足見せたら、先生にもこれは酷いなって言われた・・・」 へこむパートナー。
「とりあえず解熱剤で様子みるかんじ。 内科的には熱が下がらなかったらまた月曜に来なさいって。」

まだインフルの可能性はあるということなので、私はしばらく別の部屋で休むことにした。










日曜日、私は勤務日だったけれど勤務先に事情を話して休ませてもらうことに。
朝9時すぎ、パートナーが起きてきた。
明け方に苦しくて目が覚めたので熱を測ったら、また39度を超えていたので、解熱剤を飲んだとのこと。
今体温は37度台。 足の様子は変化なし。
近所の病院がこの日の休日担当医なので、もう一度診察してもらってくるとでかけた。

帰宅後・・・ 
「インフルはまたマイナスだった。血液検査、白血球数も異常なし。」
「最初はインフルの可能性が高いからタミフルだしてくれるって言ってたんだけど、足を見せたらなしになった ToT」
「あれれ、また鼻ホジホジ痛い思いしたのにねぇ・・・ 一体なんだろね。」
パートナー、それでも食事は摂れるようになり、この日食事以外はひたすら寝て過ごす。
しかし解熱剤が切れると途端に熱は39度まで上がることを終日繰り返した。










月曜日、朝6時。 パートナーが部屋の外から私を呼んだ。
「熱が上がったから5時に解熱剤を飲んだんだけど、飲んでも熱が下がらなくなってきた・・・」
解熱剤を飲んだにもかかわらず熱は38度5分。 かなり辛そう。
できれば早めに診察をお願いできればと思い、かかりつけの病院に電話。
今の時間だと時間外診察で、検査できる項目が限られてしまうため、内科には伝えておくので通常受付がよいとのこと。
診察は9時からだけど、受付は8時から始まる。 
私は8時前に受付に並び、内科と皮膚科の受付を先に済ませ一旦帰宅。
この日は2人とも勤務日だったので、パートナーの勤務先と自分の勤務先に事情を伝え、この日の欠勤の連絡。
9時の診察開始時刻に合わせて2人で病院へ。

まず皮膚科の診察が終了。
「薬物の反応とすごく似てるって言われたけど、ウイスル感染、発症によるアレルギー反応だろうって。」
「さすがに皮膚科の先生はこの足見ても驚かなかったよ ^^;」

「なに?ハーブ吸ったって思われた?」 (笑)

皮膚科では抗アレルギー剤と塗り薬を処方される。

内科診察の前に3度目のインフル検査で鼻ホジホジ。 ・・・2日間で3度目(><) プラス詳細な血液検査。
検査結果インフル、血液検査ともやはり異常なし。
診察室へ入ると「皮膚科で何て言われた~?」 日曜深夜、時間外で診察してくれた先生だったそう。
この先生、時間外で診察の際、「2~3日前から体調が悪くて・・・」と言うと、
「じゃあなんでその時に来ないの!」 と言うようなちょっと口が悪めの先生。
口は悪いのだけど、PCやスマホを使っていろいろな症例や専門外の皮膚科の症例まで調べてくれたそう。
「なんらかのウイルスに感染してることは間違いないけど、その特定は難しい」とのこと。

インフルエンザウイルスやノロウイルスは有名だけど、ウイルスの種類というのはとても沢山あるそうで、
殆どのウイルス感染の場合、特定できないことが多いそうです。
「これだけ熱があると辛いでしょ。 他の人に移す可能性もあるので、水曜の再診までは外出しないで。」
「もし会社で診断書が必要なら書くから言って。」
インフルエンザでもなく、何の病気か分からないままこれ以上会社を休むことは出来ない状態だったので、
先生のこの言葉はとてもありがたかったそう。
9時に病院に入り、すべての検査(このあと更に血液検査+レントゲン)診察を終了したのは13時すぎだった。

ウイルス感染は基本ウイルスと体力との戦い。
出来るだけ8時間以上の間隔をあけて、熱が高く辛いときに解熱剤を飲む。
薬を服用する時間の間隔が長くなってはきたけれど、やはり夜になると体のなかで戦いが始まるのか、
昨夜同様夜半すぎ38度後半まで上がったそう。
夜が辛そうである。
足の様子は相変わらずドス黒い。 それでもやや赤味を帯びてきたような気もする。










火曜日、昼間の体温は薬を飲まずとも37度台前半に落ち着いてきた。
食事もふつうに摂ることができる。
熱があっても、食事はほぼ通常に摂れたため、体力温存できたことは大きい。
「昼間は起きてる練習をする」 BSの大相撲放送を幕下から2人で見ていた。
この日は1日薬を飲むことなく過ごしていたのだけど、頭が痛いという。

19時過ぎからベットに横になったけれど、頭痛と体中が痛くて眠れないとのこと。
熱は37度前半。
「解熱剤は鎮痛剤も兼ねてるから、熱がなくても痛みが辛いなら飲んで大丈夫。」 次女の指示で服用。
しかしこの日はほとんど眠ることができなかったようで、朝までネットを見て過ごしたそう。
足の色はピンク色に変わってきていた。









水曜日、再診日。
1人で大丈夫とのことで病院へでかける。
熱はほぼ平熱。 足の変色もやや赤みを帯びているくらいに落ち着いてきていた。

詳細な検査でも結局ウイルスを特定することはできなかったそう。
「あとは自己治癒力で治してください」 先生の言葉。 やはり病気も結局体力勝負なんだな。 

明日からの仕事に備えてリハビリにと、帰宅後一緒に買い物へ出かける。
さすがに体力が落ちており、水の箱を運ぶと息がきれていた。
日中はほぼ平熱で過ごす。
ただ、やはり夜中にすごく汗をかいたそうで、下着を2回交換。 
1度だけ薬を服用したけれど、全体的にはよく眠れたよう。 うなされている様子もなかった。

幸い他の家族への感染もなく、終息にむかいそうな気配。
あのドス黒く変色した足を見たとき、口には出さなかったけれど、「両足切断かも・・・・」 2人してそう思っていました。
私は、義足で山登れるかなぁ とも。

4日間パートナーを苦しめた正体不明のウイルス。
「ノブウイルス」 と勝手に名づけた よしころんなのでした。

そして本日出勤したパートナー。
今回病欠した4日間のうち2日は出勤日だったため、休んだかわりに今月残りの休み2日間出勤。
次の休みまで7連続出勤と相成りました ToT

パートナー 果たして次の山行まで耐えられるのか!!