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谷川連峰主脈稜線縦走 前編 (2013年9月) [谷川岳]

9月9日(月) ~ 10日(火)

9日(月)    晴れ 時々 くもり 

土合駅 ~ 西黒尾根経由 肩の小屋 ~ オジカ沢ノ頭 ~ 小障子ノ頭 ~ 大障子避難小屋(泊)


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二人の夢の稜線は、厳しく、温かく迎え入れてくれました。


長いあいだ想いこがれていたルートをようやく歩いてこられました。
辛くて、苦しくて、厳しくて、本当に楽しい旅でした。
この稜線を歩いたことを記録として残せること自体を嬉しく感じています。

何度となく計画しては流れを繰り返した谷川主脈。
パートナーの退職に伴う有給消化でたっぷりと2カ月の時間ができた。
転職活動は厳しいけれど、この機会に今まで行くことの出来なかった山域を思う存分満喫することに♪
ここはその第一弾山行。









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土合駅

ここから西黒尾根を経て主脈稜線にて1泊。 
翌朝主脈稜線を縦走し平標山より下山、越後湯沢駅からここに戻ってくる計画です。

避難小屋1泊装備。
(パートナー20キロ、よしころん13キロ、ルート上にほぼ水場がないため二人で約7キロの水を担いでいます)
この装備の重さがのちのちボディーブローのようにダメージを及ぼしていくことに・・・

いままで群馬側からは 土合駅~西黒尾根~オジカ沢ノ頭まで。
新潟側からは三国峠~平標山~仙ノ倉山、これらの道のりは何度か歩いているけれど、
このあいだの主脈稜線を歩ききることが私達の夢のひとつでした。
私達の足でとても日帰りは無理。最低1泊は必要。
家族には天候や体調次第で2泊の可能性もあることを伝えて家を出ました。






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ラクダの背より谷川岳   う~ん 今日も男前[黒ハート]







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じぇじぇじぇ! パートナー、すでに背中がバテテますねぇ・・・^^;







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西黒尾根、氷河の跡付近ですでに2人とも脚にきていました。
7月にほぼ同様の装備で北岳に登っていますが、そのときよりもはるかにキツイ。
もちろんペースも全くあがりません。 ザックの重さに喘ぎながら肩の小屋到着。






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いざいかん!

肩の小屋で作戦会議。 
2人して西黒尾根の登りで脚の力を7割くらい使い切ったかんがある。
計画では1日目に万太郎山を越え、越路避難小屋まで歩く予定だったけれど、とりあえずオジカ沢ノ頭を越え大障子避難小屋まで歩き、その時の体力の残り具合で1日目の行程を短縮するか決めることに。






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迫力の俎嵓山稜







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少し角度を変えるとこんなにもたおやかに。 この山容が谷川連峰の魅力と怖さを物語っているかもしれません。







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オジカ沢ノ頭
オジカ沢ノ頭に着いたとき、「今日は大障子避難小屋までだな・・・」 わたしのなかでは決まっていました。







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さぁ、いよいよ夢にまで見た稜線を歩きます。







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あぁ、なんて美しいのでしょう・・・







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オヤマリンドウ







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主脈稜線のなかでは オジカ沢ノ頭 ~ 大障子ノ頭 この間が一番快適に歩けるのかな。
 






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振り返って オジカ沢ノ頭 こちら側から見ると違うお山に見えるねぇ。







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小障子ノ頭







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大障子避難小屋が近づいてきました。







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本日のお宿に到着です。

2人して西黒尾根の登りで脚を使い切ったようで、久しぶりに足が前に出なくなっていました。
時間的にはまだ先に進むことも可能でしたが、疲れた脚でこの先の大障子ノ頭と万太郎山を越えるのはリスクありと判断。
無理をしないで初日の行程を短縮したこの選択は間違ってなかったと翌日感じることになります。


後編に続く・・・
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