素晴らしき花の山♪ 後編 北岳~間ノ岳(2012年8月) [百名山]
8月9日(木) 晴れ
前日の夕方ころから山荘のまわりはガスで真っ白。
残念ながら夕焼けや満点の星空を見ることはかないませんでした。
朝目覚めると窓の外の空がほんのり明るくなっているのが分かりました。 夜のあいだにガスは晴れたようです♪
朝食を済ませ、小屋スタッフの方に間ノ岳まで往復することを伝え、荷物をデポ。
雨具と水と非常食とカメラ。最低限の荷物を持ち、間ノ岳まで往復3時間、3000m稜線の空中散歩にでかけます♪
踊りたくなるような気持ち! よく分かるよ^^ でもそこの場所、私は怖くて行けないな ^^; (あ、知らない方です・・・)
この日のピークは間ノ岳まで。 さぁ、小屋に戻って下山です。
小屋(北岳山荘)が見えてきました。 デポした荷物を担ぎなおし、帰路は山頂をトラバースして(横切って)下ります。
ヤマノボラーの方にはトラバース道、なんとなく見えるかと思います。
高所恐怖症でトラバース嫌いのよしころんにとって、この道は今回最大の難関でござります・・・
だってこんななんですものぉ~~~ ToT
はっきり言ってこのあたりの記憶はあまりありません・・・ 私の頭、恐ろしすぎる記憶は消去されるよう。
覚えているのは、上も下も、とにかく見たこともないくらいお花が咲き乱れていたこと。
えぇ・・・ 怖くてお花もほとんど撮れておりません ^^;
恐怖で下を見るとこはできませんので、正面と上のほうの写真だけです(笑)
下りが苦手な私。 やはりこの道を下りに利用したことは後悔しました。
このあとも二股まで梯子ハシゴ、はしご~~の連続 ToT
このルート、次回訪れた際は登りで利用しよう・・・
花びらがクルリンパ~と反り返った、薄紫色の可愛いお花。 広河原付近にたくさん咲いていましたよ。
余力を残しての下山をいつも心がけてはいるのですが、さすがに北岳、下りルートで精神的に疲れこともあったのでしょう。
余力ほとんど残っていませんでした。 写真を撮ることもなく、ただひたすら下りました。
ラスト1時間、もはや脚は自分の足ではなく体についた棒のよう・・・
トータル9時間40分 (休憩、撮影時間込) 最後は気力で広河原にたどり着きました。
でもね、どんなに辛くても、ヘロヘロになっても、残るのはいつも楽しかった思い出だけ。
帰りの車の中ではすでに次回はどのルートにしようかと話す二人。
ありがとう北岳、間ノ岳。 大好きな山がまたひとつ増えました♪
※明日20日(月)よりしばらく山に籠ります。
またまたコメントへのお返事、ご訪問遅れますがどうぞご容赦くださいませ・・・
北岳山荘 ~ 中白根山 ~ 間ノ岳 ~ 中白根山 ~ 北岳山荘 ~ 八本歯のコル(左俣コース) ~ 二俣 ~ 広河原
水彩画のように雲の上に浮かぶ富士山
前日の夕方ころから山荘のまわりはガスで真っ白。
残念ながら夕焼けや満点の星空を見ることはかないませんでした。
朝目覚めると窓の外の空がほんのり明るくなっているのが分かりました。 夜のあいだにガスは晴れたようです♪
朝食を済ませ、小屋スタッフの方に間ノ岳まで往復することを伝え、荷物をデポ。
雨具と水と非常食とカメラ。最低限の荷物を持ち、間ノ岳まで往復3時間、3000m稜線の空中散歩にでかけます♪
北アルプス方面
雲の上、富士山を眺めながらの散歩道
これ以上なにを望むことがあるだろう
間ノ岳 標高3189メートル(標高日本第4位)2012年8月現在
三角点
画面左端のピークは農鳥岳。 画面中央やや右、扇を広げたような形の山は塩見岳。
踊りたくなるような気持ち! よく分かるよ^^ でもそこの場所、私は怖くて行けないな ^^; (あ、知らない方です・・・)
この日のピークは間ノ岳まで。 さぁ、小屋に戻って下山です。
うぅ~ん、あの山超えて歩いてきたのだよねぇ~。 我ながら感心する瞬間 ^^;
小屋(北岳山荘)が見えてきました。 デポした荷物を担ぎなおし、帰路は山頂をトラバースして(横切って)下ります。
ヤマノボラーの方にはトラバース道、なんとなく見えるかと思います。
高所恐怖症でトラバース嫌いのよしころんにとって、この道は今回最大の難関でござります・・・
だってこんななんですものぉ~~~ ToT
はっきり言ってこのあたりの記憶はあまりありません・・・ 私の頭、恐ろしすぎる記憶は消去されるよう。
覚えているのは、上も下も、とにかく見たこともないくらいお花が咲き乱れていたこと。
えぇ・・・ 怖くてお花もほとんど撮れておりません ^^;
恐怖で下を見るとこはできませんので、正面と上のほうの写真だけです(笑)
下りが苦手な私。 やはりこの道を下りに利用したことは後悔しました。
このあとも二股まで梯子ハシゴ、はしご~~の連続 ToT
このルート、次回訪れた際は登りで利用しよう・・・
クサボタン♪
花びらがクルリンパ~と反り返った、薄紫色の可愛いお花。 広河原付近にたくさん咲いていましたよ。
余力を残しての下山をいつも心がけてはいるのですが、さすがに北岳、下りルートで精神的に疲れこともあったのでしょう。
余力ほとんど残っていませんでした。 写真を撮ることもなく、ただひたすら下りました。
ラスト1時間、もはや脚は自分の足ではなく体についた棒のよう・・・
トータル9時間40分 (休憩、撮影時間込) 最後は気力で広河原にたどり着きました。
でもね、どんなに辛くても、ヘロヘロになっても、残るのはいつも楽しかった思い出だけ。
帰りの車の中ではすでに次回はどのルートにしようかと話す二人。
ありがとう北岳、間ノ岳。 大好きな山がまたひとつ増えました♪
※明日20日(月)よりしばらく山に籠ります。
またまたコメントへのお返事、ご訪問遅れますがどうぞご容赦くださいませ・・・
素晴らしき花の山♪ 前編 北岳~間ノ岳(2012年8月) [百名山]
8月8日(水) 晴れ (山頂付近は午後からガス)
山歩きをはじめた頃から、いつかは行ってみたいとずっと思っていた山、北岳。
昨年計画するも、計画当日は大晴天にもかかわらず、数日前の大雨で登山口までの林道が通行止となり断念。
ついにその機会がやってきました。
大きな山行の前日はいつも興奮して眠れない二人(笑)
この日も眠れそうもなく、現地で仮眠することにしようと前日11時半頃に自宅を出発しました。
芦安(あしやす)第2駐車場で2時間半ほど仮眠後、芦安発 5:10分の始発タクシーに乗車。
この日は正面に望む北岳を越えて、この日の宿 北岳山荘 まで歩く最大9時間の行程。(休憩、撮影時間込)
お天気は問題なし ^^v 広河原から 「北岳」 に向けていざ出陣!!
センジュガンピ♪ ソバナ♪
タマガワホトトギス♪ ホタルブクロ♪
歩き始めから、花、花、花~~~ な登山道。 もう前に進まないったらありゃしない ^^;
それでもこの日は行程が長いので、お花写真はかなりセーブしながら登っていきます。
わぁぁ~、なんて綺麗なお花♪ その名も ミヤマハナシノブ♪ 名前さえも美しい。
北岳と白馬岳にしか咲かない貴重なお花なのだそう。 北岳登山道沿いにはいたるところに咲いていました。
白馬岳は先日 sizukuお姉ちゃまご夫婦が行かれたばかり。 お姉ちゃま達も会えたかな♪
ここから雪渓沿い、北岳を越えた尾根に出る左俣コースと、北岳の手前の尾根に出る右俣コースに分かれます。
私達は右俣コース、小太郎尾根分岐を目指して登ります。 (帰路は左俣コースを下りました)
どちらのコースを利用してもここからが急登です。 半端ないです・・・
右俣コースの登り途中、パートナーは 「いままでで一番キツイ・・・」 のたまいました。
眼下に見えているのはこの日の宿 北岳山荘。 この場所へ辿り着くには山頂を越えていかなければならない。
北岳肩の小屋で休憩のあと、北岳に向け出発! 北岳山頂まではあと1時間弱!!
山のお天気の常ではありますが、午後になるとどんどんガスが発生。山頂付近はほぼガスに包まれはじめました。
ガスの中山頂に向け歩いていると、突然 「ライチョウの声がする!」 とパートナー。
「えぇ~、ライチョウの声なんて聞いたことないじゃん~~」 よしころんはスルーしようとしたところ・・・ 「ほら!あそこ!!」
北岳山頂をあとにガスの中 北岳山荘に向かって下っていたところ、よしころん登山道を横切る鳥発見。
小声で 「ライチョウ!ライチョウ!! ヒナもいる~~~!!」
ライチョウのヒナは3羽。 ウズラくらいの大きさ♪ ちょ~~ かわゆい~~~♪
しかしここは3千メートルの高山。 君達かわゆいけど本当すごいねぇ!
反対側から単独の女性登山者が登ってきました。 声には出さず、そちらの方向を指さし 「ライチョウがいます~~」
姿が見えなくなるまで三人でライチョウを観察していました。
北岳の登りと下りで2度もライチョウに会えるなんて♪ 北岳からご褒美いただいたような、そんな気持ちになりました。
ミヤマオダマキ♪ タカネヤハズハハコ♪
タカネヤハズハハコ♪ (ピンク) アオノツガザクラ♪
冒頭にも記載しましたが、3千メートルの稜線にきても、花、花、花~\(^o^)/ 見たことのないお花ばかり。
辛くてもふと足元を見ると花達がほほ笑んでくれる。 ありがとう、あなた達のおかげでここまで来られました♪
トータル8時間40分 (休憩、撮影時間込) 無事この日の宿、北岳山荘到着。
残念ながら夕焼けと星空はガスのため見ることは叶いませんでした。 翌日は間ノ岳を目指します。
明日天気になぁれ~♪
※山慣れした方なら1時間以上時間短縮できると思います。(天候、体調にもよります)
この日のコース、岩稜のトラバース等注意箇所もありますが、気をつけて歩けばそう難しい箇所はありません。
(といっても万が一転落したらただではすまない場所多々存在します・・・)
暑い中、山道を最低7時間以上歩き続ける体力と、長い急登を登り続けられる脚力が必要ではないかと思います。
後編に続きます^^
※明日14日より実家(四国)に帰省いたします。
またまたコメントのお返事、ご訪問遅れますが、ご容赦くださいませ・・・
8日 : 広河原 ~ 二俣 (右俣コース) ~ 小太郎尾根分岐 ~ 北岳肩の小屋 ~ 北岳 ~ 北岳山荘(泊)
念願の北岳(標高日本第2位 3192m)行ってきました~~ \(^o^)/
山歩きをはじめた頃から、いつかは行ってみたいとずっと思っていた山、北岳。
昨年計画するも、計画当日は大晴天にもかかわらず、数日前の大雨で登山口までの林道が通行止となり断念。
ついにその機会がやってきました。
大きな山行の前日はいつも興奮して眠れない二人(笑)
この日も眠れそうもなく、現地で仮眠することにしようと前日11時半頃に自宅を出発しました。
芦安(あしやす)第2駐車場で2時間半ほど仮眠後、芦安発 5:10分の始発タクシーに乗車。
この日は正面に望む北岳を越えて、この日の宿 北岳山荘 まで歩く最大9時間の行程。(休憩、撮影時間込)
お天気は問題なし ^^v 広河原から 「北岳」 に向けていざ出陣!!
はじめはこういう雰囲気の緩やかな傾斜の登山道を登っていきます。
センジュガンピ♪ ソバナ♪
タマガワホトトギス♪ ホタルブクロ♪
歩き始めから、花、花、花~~~ な登山道。 もう前に進まないったらありゃしない ^^;
それでもこの日は行程が長いので、お花写真はかなりセーブしながら登っていきます。
雪渓が現れました。 雪の上を吹いてくる風は冷たくて気持ちいい♪
あ、タカネグンナイフウロ!! いろはさん~~、お約束のお花。 咲いていましたよ~~♪
わぁぁ~、なんて綺麗なお花♪ その名も ミヤマハナシノブ♪ 名前さえも美しい。
北岳と白馬岳にしか咲かない貴重なお花なのだそう。 北岳登山道沿いにはいたるところに咲いていました。
白馬岳は先日 sizukuお姉ちゃまご夫婦が行かれたばかり。 お姉ちゃま達も会えたかな♪
二俣付近
ここから雪渓沿い、北岳を越えた尾根に出る左俣コースと、北岳の手前の尾根に出る右俣コースに分かれます。
私達は右俣コース、小太郎尾根分岐を目指して登ります。 (帰路は左俣コースを下りました)
どちらのコースを利用してもここからが急登です。 半端ないです・・・
右俣コースの登り途中、パートナーは 「いままでで一番キツイ・・・」 のたまいました。
途中、こんな千畳敷カールみたいな場所もあるよ^^
小太郎尾根分岐 到着~~! 正面奥は 甲斐駒ケ岳、その手前が小太郎山。 なんとなく登山道が見えていますね。
地蔵岳のオベリスクもくっきり!
肝心の 北岳 はガスに巻かれつつあります。 それでもやっと稜線まで登ってきました! うれしい!! \(^o^)/
テンションあげあげだったので、珍しく二人写真を撮っていただきました ^^; (バックの山は昨年訪れた仙丈ケ岳)
眼下に見えているのはこの日の宿 北岳山荘。 この場所へ辿り着くには山頂を越えていかなければならない。
北岳肩の小屋で休憩のあと、北岳に向け出発! 北岳山頂まではあと1時間弱!!
山のお天気の常ではありますが、午後になるとどんどんガスが発生。山頂付近はほぼガスに包まれはじめました。
ガスの中山頂に向け歩いていると、突然 「ライチョウの声がする!」 とパートナー。
「えぇ~、ライチョウの声なんて聞いたことないじゃん~~」 よしころんはスルーしようとしたところ・・・ 「ほら!あそこ!!」
北岳直下にてライチョウ発見! (パートナーは初めて、私は2回目) 疑ってごめんなさいでした ^^;
歩き始めて約7時間、北岳到着~~\(^o^)/
三角点を足元に 喜びのパフォーマンス中 (爆)
北岳山頂をあとにガスの中 北岳山荘に向かって下っていたところ、よしころん登山道を横切る鳥発見。
小声で 「ライチョウ!ライチョウ!! ヒナもいる~~~!!」
ライチョウのヒナは3羽。 ウズラくらいの大きさ♪ ちょ~~ かわゆい~~~♪
しかしここは3千メートルの高山。 君達かわゆいけど本当すごいねぇ!
反対側から単独の女性登山者が登ってきました。 声には出さず、そちらの方向を指さし 「ライチョウがいます~~」
姿が見えなくなるまで三人でライチョウを観察していました。
北岳の登りと下りで2度もライチョウに会えるなんて♪ 北岳からご褒美いただいたような、そんな気持ちになりました。
山頂からこの日の宿 北岳山荘まであと1時間。 急な下り。 脚に疲れもきている。 油断禁物!!
ミヤマオダマキ♪ タカネヤハズハハコ♪
タカネヤハズハハコ♪ (ピンク) アオノツガザクラ♪
冒頭にも記載しましたが、3千メートルの稜線にきても、花、花、花~\(^o^)/ 見たことのないお花ばかり。
辛くてもふと足元を見ると花達がほほ笑んでくれる。 ありがとう、あなた達のおかげでここまで来られました♪
トータル8時間40分 (休憩、撮影時間込) 無事この日の宿、北岳山荘到着。
残念ながら夕焼けと星空はガスのため見ることは叶いませんでした。 翌日は間ノ岳を目指します。
明日天気になぁれ~♪
※山慣れした方なら1時間以上時間短縮できると思います。(天候、体調にもよります)
この日のコース、岩稜のトラバース等注意箇所もありますが、気をつけて歩けばそう難しい箇所はありません。
(といっても万が一転落したらただではすまない場所多々存在します・・・)
暑い中、山道を最低7時間以上歩き続ける体力と、長い急登を登り続けられる脚力が必要ではないかと思います。
後編に続きます^^
※明日14日より実家(四国)に帰省いたします。
またまたコメントのお返事、ご訪問遅れますが、ご容赦くださいませ・・・