2014年 夏山旅 その3 (2014年7月) [百名山]
【4日目】 7月25日(金) くもり のち 晴れ
前日、1日中降り続いていた雨は夕方になってようやく小康状態に。 夕食が終わった頃外をみると雨があがっていました。
天候は回復傾向。 明日は朝からすっきり晴れるといいなぁ~ と思ったのですが・・・
地図を確認すると【百名山】の記載。 ここもそうだったのですね~。
私達は行きたい山域を縦走含めて歩きたいタイプなので、百名山と意識しないでいつのまにか歩いていることが多いです。
百名山と呼ばれている山に訪れたのは黒部五郎で31座目・・・かな? たぶん ^^;
黒部五郎、景色とお花は少し残念だったのですが、また来てね~ということよね^^
五郎ちゃん、次回はカールの絶景と満開のお花畑よろしくお願いします♪
小屋で一緒だったNHKスタッフさんが折立よりこのルートで黒部五郎小舎に来られていたので、前日小屋にて・・・
パートナー 「太郎平から五郎のあいだはどんなかんじでした? アップダウンありますか?」
スタッフさん 「そんなにアップダウンもなくて歩きやすかったですよ~」 皆さん口をそろえてそう言われ・・・
ルンルンの稜線歩きを想像していた私達。 なんか・・・ 結構・・・ アップダウンあるよね・・・
(少なくとも 弓折乗越~双六~三俣蓮華 この間よりは遥かにアップダウンあります)
太郎平方面からくると、五郎の肩までの登りはかなりキツそうだと私達は思いましたよ~ ^^;
本当に見事な保護色で後ろから見ていたパートナーによると、わたしとライチョウファミリーしばらく一緒に歩いていたようです。
ん? 何か足元で動いてる?? と思ったらライチョウファミリーが足元で行進してました。
朝から稜線を這っていた雲もいつのまにかすっかりなくなっていました。
百高山を目指されているCARRERA隊長によると、ここは日本で101番目に高い山なのだそう!
北ノ俣岳、穏やかな私達好みの山頂でした♪
槍ヶ岳の前に続いている稜線が今回私達が辿ってきた道。
双六、丸山、三俣蓮華からいったん下って五郎に登りここまで辿り着きました。
あの槍のそのまだ奥から歩いてきたんだね。 よく歩いたねぇ・・・ 我ながら感心する瞬間です ^^;
CARRERA隊長も同じ感想でしが、ここ小屋が見えてからが遠いんですぅ~~ ToT
しかもテン場はあの小屋からもう20分歩く・・・
小屋まではもうほとんど穏やかな下りなのですが、小屋が見えるとたぶん気持ちが切れるのでしょうね。
「小屋まだぁ~」 「えぇ~ また登り~」 「マジ遠い~~~ToT」 2人して文句たらたら ^^;
文句言いつつ15時前には最後の宿泊地、薬師峠キャンプ場に無事到着しました~ヽ(^o^)丿
17時前には夕食を食べ終え、ラジオを聞きながらまったりと過ごしていました。
缶ビールの空き缶を売店に返しに行ったパートナーが戻ってきて・・・
「なんかCARRERAさんっぽい人が今テントの受付してたんだけど。」
「え!? ほんと??」
百高山を目指されているCARRERAさんは新穂高から入山し、三俣蓮華、黒部五郎、北ノ俣岳、薬師岳、祖父岳、水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳等々、雲ノ平周辺の山々を4泊5日で周遊計画。 (レベル違いすぎ~^^;)
当初計画では1日違いで、お互い出会わないはずだったのです。
私達が黒部五郎で1日停滞したことでひょっとしたら・・・前日から考えていました。
CARRERA隊、もし三俣に泊まっていたら北ノ俣岳あたりで追いついてくるかな・・・
そう思っていたので、北ノ俣岳あたりまでは後ろから来る男性グループをチェックしていたのですが、
「やっぱり山域変更したんだね~」 そう思い薬師峠のテン場に着いてからはノーチェックでした。
CARRERA隊、前日の大雨大風で三俣ではなく双六泊だったそうです。
わたしたちの2日分の行程、双六から黒部五郎を経て薬師峠を1日で歩いて来られてきていました! (*_*;
CARRERA隊長とはお互いコメントのやりとりをはじめてから5年は経つでしょうか。
昔ブログで見かけていた隊長のお子さん(小学生)が大学生、高校生になられてましたから~~~
隊長、たけちゃん、お会いできて嬉しかったです♪
武勇伝をもっともっとお聞きしたかったです。 またいつかどこかの山で ヽ(^o^)丿
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
【5日目】 7月26日(土) 晴れ
午前4時すぎ、下山の準備をしているとCARRERA隊長とたけちゃんが挨拶にきてくれました。
この日2人は薬師岳に登ったあと宿泊地の雲ノ平のキャンプ場まで向かわれます。
お互い無事の山旅を願ってそれぞれの道へとお別れしました。
この日は下山するのがもったいないくらいの大晴天
美しく見渡せる山々にお別れを言いながら、折立へと下っていきました。
有峰口駅で携帯の電源をONにした途端、両親、兄弟、いとこ達からの着信履歴とメール・・・
留守電やメールを見るまでもなく祖父のことだと分かりました。
祖父にとって私は11人いる孫のなかで初孫。 まだおむつも取れていない私を一緒に旅行に連れていってくれたり、
いとこ達からも 「おじいちゃんにとってよしころんちゃんは別格だよね~」 それくらい私のことを可愛がってくれた祖父でした。
このタイミングで連絡があったというこは、「おじいちゃんが呼んでるな・・・」そう感じました。
翌朝の飛行機で実家へ。
数年前から痴呆が進んできていたので、私だと認識できたのかどうかは分かりませんでしたが、
まだ意識もあり父と私の顔を見ると力を振り絞って必死に起き上がろうとしていた姿が忘れられません。
その日の夜中、巡回見回りの際、祖父は亡くなっていたそうです。
祖父は一人眠るように旅立っていきました。
本人の希望で最後まで酸素マスクも点滴もなく、107年の生涯を見事に生き抜いた祖父でした。
おじいちゃんありがとう。
これからは私が一緒に山に連れていくからね。
2014年の夏山旅はこうして無事終えることができました。
長い山行記、お付き合いいただきありがとうございました。
黒部五郎小舎 ~ 黒部五郎岳 ~ 北ノ俣岳 ~ 太郎平小屋 ~ 薬師峠テント場泊
太郎山手前の池塘より望む 薬師岳
前日、1日中降り続いていた雨は夕方になってようやく小康状態に。 夕食が終わった頃外をみると雨があがっていました。
天候は回復傾向。 明日は朝からすっきり晴れるといいなぁ~ と思ったのですが・・・
午前5:30 お世話になったお礼を言って、黒部五郎小舎を出発しました。 雨こそ降っていないものの、ガスで真っ白。
山頂に着く頃には晴れるかなぁ・・・
あ、ガスが晴れてきた!?
おぉぉ~~!
五郎の神様がほんの一瞬、美しいカールを見せてくださいました。
ほどなく再びガスに包まれて・・・
今年は残雪多く、花々も遅れているようでした。
五郎の肩。 見事に雲の中^^; まるでザックの墓場(笑)
私達含めテント装備の人はここにザックをデポして山頂を往復します。
五郎ちゃん、山頂も真っ白でした~ ^^: ここまで真っ白だと笑うほかない!(爆)
地図を確認すると【百名山】の記載。 ここもそうだったのですね~。
私達は行きたい山域を縦走含めて歩きたいタイプなので、百名山と意識しないでいつのまにか歩いていることが多いです。
百名山と呼ばれている山に訪れたのは黒部五郎で31座目・・・かな? たぶん ^^;
黒部五郎、景色とお花は少し残念だったのですが、また来てね~ということよね^^
五郎ちゃん、次回はカールの絶景と満開のお花畑よろしくお願いします♪
小屋で一緒だったNHKスタッフさんが折立よりこのルートで黒部五郎小舎に来られていたので、前日小屋にて・・・
パートナー 「太郎平から五郎のあいだはどんなかんじでした? アップダウンありますか?」
スタッフさん 「そんなにアップダウンもなくて歩きやすかったですよ~」 皆さん口をそろえてそう言われ・・・
ルンルンの稜線歩きを想像していた私達。 なんか・・・ 結構・・・ アップダウンあるよね・・・
(少なくとも 弓折乗越~双六~三俣蓮華 この間よりは遥かにアップダウンあります)
太郎平方面からくると、五郎の肩までの登りはかなりキツそうだと私達は思いましたよ~ ^^;
稜線ではトウヤクリンドウが咲き始めていました。 秋近し・・・
そう思っていると 咲いたばかりの ハクサンシャクナゲも。 一気に花開いた様子が分かります。
そういえば今回の旅ではまだライチョウに会っていません。 「ライチョウや~い♪」 そう言いながら歩いていると・・・
おかあさんライチョウに♪
生まれたてライチョウ♪
ライチョウを探せ! 状態ですが、分かりますかね^^ (計4羽)
本当に見事な保護色で後ろから見ていたパートナーによると、わたしとライチョウファミリーしばらく一緒に歩いていたようです。
ん? 何か足元で動いてる?? と思ったらライチョウファミリーが足元で行進してました。
まもなく 北ノ俣岳
今回の旅での最後のピーク、北ノ俣岳に到着です^^
朝から稜線を這っていた雲もいつのまにかすっかりなくなっていました。
百高山を目指されているCARRERA隊長によると、ここは日本で101番目に高い山なのだそう!
北ノ俣岳、穏やかな私達好みの山頂でした♪
画面右に黒部五郎、遠く槍ヶ岳も見え始めました ヽ(^o^)丿
槍ヶ岳の前に続いている稜線が今回私達が辿ってきた道。
双六、丸山、三俣蓮華からいったん下って五郎に登りここまで辿り着きました。
あの槍のそのまだ奥から歩いてきたんだね。 よく歩いたねぇ・・・ 我ながら感心する瞬間です ^^;
ケルンの一番上に尖った石を乗せてみました♪ 槍っぽくなったかな^^
太郎平小屋(画面右上)が見えてきました。
CARRERA隊長も同じ感想でしが、ここ小屋が見えてからが遠いんですぅ~~ ToT
しかもテン場はあの小屋からもう20分歩く・・・
小屋まではもうほとんど穏やかな下りなのですが、小屋が見えるとたぶん気持ちが切れるのでしょうね。
「小屋まだぁ~」 「えぇ~ また登り~」 「マジ遠い~~~ToT」 2人して文句たらたら ^^;
文句言いつつ15時前には最後の宿泊地、薬師峠キャンプ場に無事到着しました~ヽ(^o^)丿
17時前には夕食を食べ終え、ラジオを聞きながらまったりと過ごしていました。
缶ビールの空き缶を売店に返しに行ったパートナーが戻ってきて・・・
「なんかCARRERAさんっぽい人が今テントの受付してたんだけど。」
「え!? ほんと??」
百高山を目指されているCARRERAさんは新穂高から入山し、三俣蓮華、黒部五郎、北ノ俣岳、薬師岳、祖父岳、水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳等々、雲ノ平周辺の山々を4泊5日で周遊計画。 (レベル違いすぎ~^^;)
当初計画では1日違いで、お互い出会わないはずだったのです。
私達が黒部五郎で1日停滞したことでひょっとしたら・・・前日から考えていました。
CARRERA隊、もし三俣に泊まっていたら北ノ俣岳あたりで追いついてくるかな・・・
そう思っていたので、北ノ俣岳あたりまでは後ろから来る男性グループをチェックしていたのですが、
「やっぱり山域変更したんだね~」 そう思い薬師峠のテン場に着いてからはノーチェックでした。
CARRERA隊、前日の大雨大風で三俣ではなく双六泊だったそうです。
わたしたちの2日分の行程、双六から黒部五郎を経て薬師峠を1日で歩いて来られてきていました! (*_*;
たけちゃん(目閉じててゴメン!) よしころん CARRERA隊長
2人のあいだにいると私がとても小さく見えますが、私は身長160センチ。 2人が大きすぎるんです!(笑)
CARRERA隊長とはお互いコメントのやりとりをはじめてから5年は経つでしょうか。
昔ブログで見かけていた隊長のお子さん(小学生)が大学生、高校生になられてましたから~~~
隊長、たけちゃん、お会いできて嬉しかったです♪
武勇伝をもっともっとお聞きしたかったです。 またいつかどこかの山で ヽ(^o^)丿
最終日にはじめて見られた夕暮れ。
五郎ちゃん、また行くからね~♪
残念ながら稜線沿いにガスがかかっていましたが、雨上がり空気が澄んで美しい星空が見られました☆彡
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【5日目】 7月26日(土) 晴れ
薬師峠テント場 ~ 太郎平小屋 ~ 折立 (バス、電車を乗り継ぎ新穂高まで戻る)
午前4時すぎ、下山の準備をしているとCARRERA隊長とたけちゃんが挨拶にきてくれました。
この日2人は薬師岳に登ったあと宿泊地の雲ノ平のキャンプ場まで向かわれます。
お互い無事の山旅を願ってそれぞれの道へとお別れしました。
この日は下山するのがもったいないくらいの大晴天
美しく見渡せる山々にお別れを言いながら、折立へと下っていきました。
折立よりバスに揺られて有峰口駅へ。
有峰口駅で携帯の電源をONにした途端、両親、兄弟、いとこ達からの着信履歴とメール・・・
留守電やメールを見るまでもなく祖父のことだと分かりました。
祖父にとって私は11人いる孫のなかで初孫。 まだおむつも取れていない私を一緒に旅行に連れていってくれたり、
いとこ達からも 「おじいちゃんにとってよしころんちゃんは別格だよね~」 それくらい私のことを可愛がってくれた祖父でした。
このタイミングで連絡があったというこは、「おじいちゃんが呼んでるな・・・」そう感じました。
翌朝の飛行機で実家へ。
数年前から痴呆が進んできていたので、私だと認識できたのかどうかは分かりませんでしたが、
まだ意識もあり父と私の顔を見ると力を振り絞って必死に起き上がろうとしていた姿が忘れられません。
その日の夜中、巡回見回りの際、祖父は亡くなっていたそうです。
祖父は一人眠るように旅立っていきました。
本人の希望で最後まで酸素マスクも点滴もなく、107年の生涯を見事に生き抜いた祖父でした。
おじいちゃんありがとう。
これからは私が一緒に山に連れていくからね。
2014年の夏山旅はこうして無事終えることができました。
長い山行記、お付き合いいただきありがとうございました。
あぁ、憧れの 早池峰山。 (2014年7月) [百名山]
7月7日(月) くもり 時々 晴れ
花好きなら誰もが憧れる早池峰山。
毎年、毎年行きたい山として計画しては消えることを繰り返し、何年が経ったろう。
パートナー久々の連休♪
北岳、越後駒ヶ岳、月山、鳥海山・・・ 相変わらず行きたい山はたくさん(笑)
今回は天候が安定していそうな東北地方に照準を絞る。
準備も万端・・・ だったのだけど、2日前の5日(土)夜、よしころん突然体調を崩す。
5年ぶりに起きた持病の胃痛(胃痙攣)。 激しい痛みで歩くこともできない。 夜間救急で点滴を受けようやく落ち着く。
早めの処置が功を奏したようで、6日午後には固形物も喉を通るようになり、ほぼ普段通りの体調に戻っていました。
さて、どうしよう・・・
悩みに悩んだ末、「とにかく無理はしない。途中撤退も視野に、往復の車の道中はとにかく寝ていればいい。」とのパートナーの言葉で早池峰山行き決定。
医療職に従事している慎重派の次女も 「回復は早かったし、仕事じゃないのでストレスもかからないから無理しなければ大丈夫だと思う。」 との言葉。
7日(月)AM1:00 自宅出発。 体調問題なし。(薬持参)
真夜中の東北道、パートナーも途中SAで仮眠をとりつつひたすら北上。
福島あたりまでは結構雨が降っていたけれど、宮城を抜ける頃からは青空も見え始めました。
(ちなみに早池峰山は岩手県の山です)
現地の天候はくもり。 暑すぎず寒くもなく、今のわたしにはちょうどよい天候。
AM9:20 早池峰山はじめまして。 どうぞよろしくお願いします・・・ 河原坊登山口を出発しました。
「あら~ センジュガンピね^^」 お花を撮っていると女性が声をかけてくれた。
この花の名前がパッと出てくるということは、かなり花好きな方なのだな~と分かったりします(笑)
ここからは三人で同じようなお花に捕まりながら高度を上げていきます。
オノエランが咲いてるわよ^^ 先程の女性が教えてくれる。
そのときは私もオノエランだと思っていましたが、よく見るとハクサンチドリの白花のようでした。
女性はここでカメラの電池が切れてしまったのだそうです あら~残念(><)
想像していたようりも遥かにきついコースです。 両手が使えるようストックは途中で片づけました。 蛇紋岩なので滑るんです~
ここも修験の山なのですねぇ。
わたしにとってもある意味修験の道でした。 歩き始めの1時間は正直辛いものがありました。
今までの体力貯金のおかげなのか、山を歩くと調子がよくなるということもあるのか、無事山に登らせてもらえました♪
憧れ続けた早池峰山、想像以上の素敵な花の山でした。 近ければ毎週でも訪れたいくらい♪
出来はさておき写真を無駄に大量生産しましたので、次回はお花特集をお届けします。
毎週山歩きをしているおかげで、体力貯金もあり今回はなんとか無事に歩ききれましたが・・・
みなさま体調のよくないときはどうか無理をなさらずに・・・
ちなみにもうすっかり元気です ^^v
※今の時期、早池峰山ではマイカー規制が行われています。
土日祝日はマイカーで河原坊へ行くことはできませんので気を付けられてください。
※植生保護のため携帯トイレを持参するよう推奨されています。(山頂避難小屋も携帯トイレしか使用できません)
※山頂避難小屋は盗掘防止等の観点から緊急時以外宿泊禁止です。
詳しくはこちらへ ⇒ http://210.230.214.178/sightseeing/hayachine/
河原坊登山口 ~ 御座走り ~ 打石 ~ 山頂 ~ 剣ヶ峰分岐 ~ 五合目御金蔵 ~ 小田越登山口 ~ 河原坊登山口
花の名山、早池峰山に行って参りました。
花好きなら誰もが憧れる早池峰山。
毎年、毎年行きたい山として計画しては消えることを繰り返し、何年が経ったろう。
パートナー久々の連休♪
北岳、越後駒ヶ岳、月山、鳥海山・・・ 相変わらず行きたい山はたくさん(笑)
今回は天候が安定していそうな東北地方に照準を絞る。
準備も万端・・・ だったのだけど、2日前の5日(土)夜、よしころん突然体調を崩す。
5年ぶりに起きた持病の胃痛(胃痙攣)。 激しい痛みで歩くこともできない。 夜間救急で点滴を受けようやく落ち着く。
早めの処置が功を奏したようで、6日午後には固形物も喉を通るようになり、ほぼ普段通りの体調に戻っていました。
さて、どうしよう・・・
悩みに悩んだ末、「とにかく無理はしない。途中撤退も視野に、往復の車の道中はとにかく寝ていればいい。」とのパートナーの言葉で早池峰山行き決定。
医療職に従事している慎重派の次女も 「回復は早かったし、仕事じゃないのでストレスもかからないから無理しなければ大丈夫だと思う。」 との言葉。
7日(月)AM1:00 自宅出発。 体調問題なし。(薬持参)
真夜中の東北道、パートナーも途中SAで仮眠をとりつつひたすら北上。
福島あたりまでは結構雨が降っていたけれど、宮城を抜ける頃からは青空も見え始めました。
(ちなみに早池峰山は岩手県の山です)
現地の天候はくもり。 暑すぎず寒くもなく、今のわたしにはちょうどよい天候。
AM9:20 早池峰山はじめまして。 どうぞよろしくお願いします・・・ 河原坊登山口を出発しました。
センジュガンピ
「あら~ センジュガンピね^^」 お花を撮っていると女性が声をかけてくれた。
この花の名前がパッと出てくるということは、かなり花好きな方なのだな~と分かったりします(笑)
ここからは三人で同じようなお花に捕まりながら高度を上げていきます。
ミヤマオダマキ
ムシトリスミレもたくさん咲いてるわよ~♪ 先程の女性。
とにかく素晴らしい花道が延々と続きます。
ハクサンチドリ
オノエランが咲いてるわよ^^ 先程の女性が教えてくれる。
そのときは私もオノエランだと思っていましたが、よく見るとハクサンチドリの白花のようでした。
女性はここでカメラの電池が切れてしまったのだそうです あら~残念(><)
想像していたようりも遥かにきついコースです。 両手が使えるようストックは途中で片づけました。 蛇紋岩なので滑るんです~
相変わらずお花は綺麗~♪
わぁ~! 氷河の跡だぁ!! (谷川西黒尾根の氷河の跡とそっくり!)
登山口を出発して3時間半 12:40 なんとか無事山頂到着~ヽ(^o^)丿
甲斐駒みたいだね。
ここも修験の山なのですねぇ。
わたしにとってもある意味修験の道でした。 歩き始めの1時間は正直辛いものがありました。
今までの体力貯金のおかげなのか、山を歩くと調子がよくなるということもあるのか、無事山に登らせてもらえました♪
蛇紋、蛇紋、してますねぇ~(笑)
蛇紋岩のあいだはお花畑~♪
すごいですねぇ~♪
ミヤマアズマギクとミヤマシオガマ、ミヤマオダマキは見飽きるほど咲いていました ヽ(^o^)丿
今度は体調整えて縦走したいなぁ
人の少ない山頂の裏で1時間かけてのんびりランチ♪ さぁ、下山です。
わぁ~ 至仏山だ!! (笑)
このまま鳩待峠に下りていきそうだね。
ミヤマアズマギクは咲き始めたばかり、後ろにイワカガミとミツバオウレン♪ ここには最近まで雪があったんだね。
ここは北アルプスの雲ノ平みたい^^
やっぱり 至仏山!(笑)
ほらね^^ 咲いているのは ハヤチネウスユキソウ♪
ホソバヒナよりもひとまわり大きいかんじです。
ときどき雲が通り過ぎていきます。
ナンブトラノオもいたよ^^
16:00 河原坊登山口無事到着。 山と天に味方してもらえたおかげで予定通りの行程を歩くことができました ヽ(^o^)丿
憧れ続けた早池峰山、想像以上の素敵な花の山でした。 近ければ毎週でも訪れたいくらい♪
出来はさておき写真を無駄に大量生産しましたので、次回はお花特集をお届けします。
毎週山歩きをしているおかげで、体力貯金もあり今回はなんとか無事に歩ききれましたが・・・
みなさま体調のよくないときはどうか無理をなさらずに・・・
ちなみにもうすっかり元気です ^^v
※今の時期、早池峰山ではマイカー規制が行われています。
土日祝日はマイカーで河原坊へ行くことはできませんので気を付けられてください。
※植生保護のため携帯トイレを持参するよう推奨されています。(山頂避難小屋も携帯トイレしか使用できません)
※山頂避難小屋は盗掘防止等の観点から緊急時以外宿泊禁止です。
詳しくはこちらへ ⇒ http://210.230.214.178/sightseeing/hayachine/
霧ヶ峰 雪山散歩♪ (2014年2月) [百名山]
2月21日(金) 晴れ
直前まで冬恒例の奥日光 社山へ訪れる予定にしていたのですが・・・
天気予報確認したところ栃木北部天候は回復傾向ではあるものの、午前中は雲が張り付いていそうな雰囲気。
長野中部は朝から雲がない。
年に数回ある出発直前行先変更 ^^;
山岳地図を持ち替えて、中央道へGO!
遅れた1頭が走り寄っているのが分かりますか。 前の集団は 「早く来いよ~」 とその1頭のほうを振り返っています^^
※道路は除雪されていますが、日中でも日蔭は凍っています。 ここまで来るにはもちろん要冬タイヤです。 悪しからず。
車山肩駐車スペース ~ 車山 (往復)
真っ白な霧ヶ峰を車山までのんびり歩いてきました♪
直前まで冬恒例の奥日光 社山へ訪れる予定にしていたのですが・・・
天気予報確認したところ栃木北部天候は回復傾向ではあるものの、午前中は雲が張り付いていそうな雰囲気。
長野中部は朝から雲がない。
年に数回ある出発直前行先変更 ^^;
山岳地図を持ち替えて、中央道へGO!
ビンゴ! 気温は-13℃ですが、風もなく穏やか♪ 雪山散歩日和です^^
冬の空ってなんでこんなに綺麗なんだろう。
西の空にはまもなく空に消えそうな下弦の月
波のような雪の造形
どこを歩いてもいいのは雪の時期ならでわ^^ 踏み跡のない場所だとワカン付けていても50センチは潜ります。
有名な気象レーダードームが見えてきました。
山頂貸切なり~ ヽ(^o^)丿
八ヶ岳方面 画面右端にうっすらと富士山が・・・ 見えるかな ^^;
南アルプス方面
北アルプス方面
鹿ファミリー発見!
遅れた1頭が走り寄っているのが分かりますか。 前の集団は 「早く来いよ~」 とその1頭のほうを振り返っています^^
ちょっと北の大地風?(笑)
今シーズン5号 なが~いツララがポイントね ^^v
道路のすぐ横に鹿ファミリー! おそらく山頂から見えていたファミリーだと思います^^
やっぱり安定したお天気が一番 ^^v 穏やかな雪の霧ヶ峰をのんびり楽しむことができました♪
※道路は除雪されていますが、日中でも日蔭は凍っています。 ここまで来るにはもちろん要冬タイヤです。 悪しからず。
冬の蔵王 初めましてのモンスター♪ (2014年2月) [百名山]
2月12日(水) くもり のち 晴れ
いつかは行ってみたいと思っていた冬の蔵王。 パートナーの連休を利用し、麓の宿1泊プランで出かけてきました^^
たまたまですが、ここ数年バレンタイン前後に連休をいただけています。
昨年、一昨年は2年連続雲取山避難小屋に泊まりででかけました。 (食糧、寝袋持参)
山小屋や避難小屋でない宿に泊まるのは一体いつ以来!? もう2人して思い出せないくらい前(笑)
わたしたち的にはかなりリッチに (おそらくこれが普通^^;) 温泉宿宿泊プランです~ヽ(^o^)丿
360度の展望です ヽ(^o^)丿 遠く 鳥海山 まで望むことができます♪
山頂でスキーで下る準備をされていた男性が見渡せる白い峰々を教えてくださいます。
実はこの方蔵王山岳インストラクターのYさんという方でした^^ 翌日のガイドの下見を兼ねていらしていたそう。
Yさん : 「お釜は見てきた?」
よしころん : 「いえまだです。 避難小屋あたりまでは行ったんですけど。」
Yさん : 「避難小屋から少し下らないと見えないんだよね~」
Yさん、私達にルートを教えてくださいました ^^v
ブログでの顔出しOK! 快く承諾頂きました^^ ね、素敵な方でしょう~
道すがらいろいろなお話しをしていただきましたが、なかでも鳥海山の花は素晴らしいとのこと。
よしころん : 「時期的にはいつごろがベストですかねぇ。」
Yさん : 「そうね~ 7月の・・・」
よしころん&パートナー : 「ひょっとして1週目ですか!!笑」 (だから毎年7月は忙しい~~^^;)
スキーで下られるYさん、そろそろお別れです。
Yさん : 「山形側の山が見えなくなり始めたら天候悪化のサインだから。 崩れ始めると早いからね。 気を付けて!」
Yさん、たくさんのお話し&無料ガイド、本当にありがとうございました ヽ(^o^)丿
【余談】
私、今までスキー、スノボーには全く興味がなかったのですが、蔵王の素晴らしいコースを見て、なんだか無性に滑りたくなってしまいました。
そして翌朝、ブーツ・板・ストックをレンタルして人生初スキーに挑戦~ヽ(^o^)丿
30代までスキー・ボード経験ありのパートナーが先生です。
ゲレンデ横のソリコース?で約2時間、転び方からはじまりボーゲン、スピードのコントロール、ターンを教わります。
板を担いでは登り、転びながら滑り(笑)を繰り返しました。
最後に1本リフトに乗って上から下りてこよう~! でゲレンデデビューヽ(^o^)丿
コースの端から端まで使ってゆっくり~、とろとろ~~、もちろんすっ転びながら~~~、なんとか無事滑りきりました。
もう少しゲレンデを滑りたい気持ちはあったのですが、すでに脚がヤバイ~~~ で強制終了。
山歩きではほとんど筋肉痛にならないのですが、初スキーのおかげで翌日は久しぶりの全身筋肉痛でした ^^;
パートナー先生、次回は脚を揃えて滑ってみたいな~~~^^;
関東地方はまた雪の予報がでています。
皆様、どうかくれぐれも気を付けてお過ごしくださいませ。
蔵王RWを乗り継ぎ山頂駅へ
蔵王RW山頂駅 ~ 地蔵山 ~ 熊野岳 ~ 避難小屋付近(お釜見学) 往復
念願の蔵王のモンスターに会いに行ってきました♪
いつかは行ってみたいと思っていた冬の蔵王。 パートナーの連休を利用し、麓の宿1泊プランで出かけてきました^^
たまたまですが、ここ数年バレンタイン前後に連休をいただけています。
昨年、一昨年は2年連続雲取山避難小屋に泊まりででかけました。 (食糧、寝袋持参)
山小屋や避難小屋でない宿に泊まるのは一体いつ以来!? もう2人して思い出せないくらい前(笑)
わたしたち的にはかなりリッチに (おそらくこれが普通^^;) 温泉宿宿泊プランです~ヽ(^o^)丿
RWに乗車しているのは観光客、スキーヤー、登山客。 登山客は1割未満かな。
モンスター、はじめまして^^
画面の右端、乗ってきたRWが小さく見えています。
地蔵山到着。 手元の温度計の気温は-10℃。 風もなく穏やか♪ 寒さは感じません。
蔵王連峰最高峰熊野岳を目指します。ワカンも持参していましたが、クラストして固い雪。アイゼンでちょうどよい塩梅でした。
それにしてもとんでもないエビの尻尾!(*_*) ふだんはどれだけ強風が吹いているのか・・・
一旦吹雪くと、この誘導ポールの1本さえ見えなくなるそうです。
なんか大きな四角い箱があるけど・・・
熊野岳避難小屋でした ^^; (このあとドアはキチンと閉じておきましたよ ^^v)
まもなく熊野岳山頂
熊野岳 到着 ヽ(^o^)丿 (雪に埋もれた棒が山頂標識) 後ろに見えているのは朝日連峰。
月山方面
飯豊方面
360度の展望です ヽ(^o^)丿 遠く 鳥海山 まで望むことができます♪
山頂でスキーで下る準備をされていた男性が見渡せる白い峰々を教えてくださいます。
実はこの方蔵王山岳インストラクターのYさんという方でした^^ 翌日のガイドの下見を兼ねていらしていたそう。
Yさん : 「お釜は見てきた?」
よしころん : 「いえまだです。 避難小屋あたりまでは行ったんですけど。」
Yさん : 「避難小屋から少し下らないと見えないんだよね~」
Yさん、私達にルートを教えてくださいました ^^v
貸切になった山頂で バレンタインパーチー
ありがとう~~~♪
お釜が見えてきました~~
「このあたりまで来るとよく見えるよ~」 先に行かれていたYさんが手を振ってくださいます♪
蔵王山岳インストラクターのYさん♪
ブログでの顔出しOK! 快く承諾頂きました^^ ね、素敵な方でしょう~
道すがらいろいろなお話しをしていただきましたが、なかでも鳥海山の花は素晴らしいとのこと。
よしころん : 「時期的にはいつごろがベストですかねぇ。」
Yさん : 「そうね~ 7月の・・・」
よしころん&パートナー : 「ひょっとして1週目ですか!!笑」 (だから毎年7月は忙しい~~^^;)
スキーで下られるYさん、そろそろお別れです。
Yさん : 「山形側の山が見えなくなり始めたら天候悪化のサインだから。 崩れ始めると早いからね。 気を付けて!」
Yさん、たくさんのお話し&無料ガイド、本当にありがとうございました ヽ(^o^)丿
Yさん曰く。 この日は今シーズン3回目くらいの穏やかな天候だったそうです。
この日は風が無くて本当によかったなと・・・
モンスターに突入!
モンスター、想像していたよりも大きかったです。
蔵王連峰、素敵な山でした♪ 季節とルートを変えて、是非再訪してみたいと思います^^
【余談】
私、今までスキー、スノボーには全く興味がなかったのですが、蔵王の素晴らしいコースを見て、なんだか無性に滑りたくなってしまいました。
そして翌朝、ブーツ・板・ストックをレンタルして人生初スキーに挑戦~ヽ(^o^)丿
30代までスキー・ボード経験ありのパートナーが先生です。
ゲレンデ横のソリコース?で約2時間、転び方からはじまりボーゲン、スピードのコントロール、ターンを教わります。
板を担いでは登り、転びながら滑り(笑)を繰り返しました。
最後に1本リフトに乗って上から下りてこよう~! でゲレンデデビューヽ(^o^)丿
コースの端から端まで使ってゆっくり~、とろとろ~~、もちろんすっ転びながら~~~、なんとか無事滑りきりました。
もう少しゲレンデを滑りたい気持ちはあったのですが、すでに脚がヤバイ~~~ で強制終了。
山歩きではほとんど筋肉痛にならないのですが、初スキーのおかげで翌日は久しぶりの全身筋肉痛でした ^^;
パートナー先生、次回は脚を揃えて滑ってみたいな~~~^^;
関東地方はまた雪の予報がでています。
皆様、どうかくれぐれも気を付けてお過ごしくださいませ。
千曲川源流を経て 甲武信ヶ岳 [百名山]
10月22日(火) 小雨 のち 時々 晴れ のち くもり
この週は台風の影響で天気予報はどこも芳しくありません。
雨の中テント担いで歩くのは辛いので山泊はやめてのんびりと歩くことに。
行先は一度歩いてみたかった千曲川源流付近。
源流(水源地)まで歩いてみて、「お天気と時間に余裕があれば甲武信ヶ岳まで行ってみましょ~♪」
そんなまったりモードで向かいました。
朝、毛木平到着時は小雨が降っていました。 このあと雨は一旦あがる予報。 空も明るくなってきています。
まったりモードなので雨が上がるまで車の中でゆっくり仮眠です ^^;
『ここは日帰りでは厳しいかな・・・』 ずっとそう思っていた山だったので、思いがけず日帰りで訪れることが出来てよかったです♪
次回は違うルートでテント担いで来れるといいね^^
毛木平駐車場に戻る頃にはまたポツポツと細かい雨が降り始めていました。
毛木平駐車場 ~ ナメ滝 ~ 千曲川源流(水源地) ~ 甲武信ヶ岳 (往復)
この週は台風の影響で天気予報はどこも芳しくありません。
雨の中テント担いで歩くのは辛いので山泊はやめてのんびりと歩くことに。
行先は一度歩いてみたかった千曲川源流付近。
源流(水源地)まで歩いてみて、「お天気と時間に余裕があれば甲武信ヶ岳まで行ってみましょ~♪」
そんなまったりモードで向かいました。
毛木平付近
印象派の絵画を思わせるような綺麗な森♪
朝、毛木平到着時は小雨が降っていました。 このあと雨は一旦あがる予報。 空も明るくなってきています。
まったりモードなので雨が上がるまで車の中でゆっくり仮眠です ^^;
1時間ほど仮眠したところで雨があがりました。 雨上がりのしっとりとした森はいい匂い。
朝の光が森の中まで差し込みはじめました。
カラマツは輝く金色
ここは紅色
ナメタケじゃないよ(笑)
うわぁ~! すごい!!
秋色に染まっています。
自然の作り出す造形美にはいつも驚かされるばかり・・・
川が生まれる場所
生まれたてのお水♪
森が育んだ最初のひとしずくなのですね。
ここから甲武信ヶ岳へはあと1時間。 お天気もまだ大丈夫そう。 山頂へ向かうことにしました^^v
甲武信ヶ岳 到着~~ヽ(^o^)丿
『ここは日帰りでは厳しいかな・・・』 ずっとそう思っていた山だったので、思いがけず日帰りで訪れることが出来てよかったです♪
次回は違うルートでテント担いで来れるといいね^^
毛木平駐車場に戻る頃にはまたポツポツと細かい雨が降り始めていました。
帰路の車道から眺めた 色づき始めた森
まだ若い紅葉・・・ おかしな形容ですが、そんなふうに思いました。
みなさんも秋を満喫されていますか^^
甲斐駒ケ岳 黒戸尾根 (2013年10月) [百名山]
いつ頃からだろう。 「黒戸尾根で甲斐駒ケ岳に登ってみたい」 そう思うようになったのは・・・
【甲斐駒ケ岳 黒戸尾根】
かつての甲斐駒ケ岳への表登山道。 いにしえより修験道としても登り続けられている道。
北杜市白州町の2つの登山口(竹宇、横手、両駒ケ岳神社)から単純標高差約2,200メートル。
日本三大急登のひとつとしても知られる。(もうふたつは烏帽子岳へのブナ立尾根、谷川岳への西黒尾根)
「日本アルプスで一番つらい登りは、この甲斐駒ヶ岳の表参道かもしれない。」 深田久弥氏
「甲斐駒の表登山道として、この黒戸尾根を登って頂上に立ったということが、まず南アルプス登山を立派に成し遂げたことにも通ずるのだ。」 白旗史朗氏
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
10月17日(木) 晴れ のち ガス
道の駅はくしゅう ~ 竹宇駒ヶ岳神社登山口 ~ 笹ノ平 ~ 刀利天狗 ~ 五合目 ~ 七丈小屋(泊)
車の外へ出ると、空には満天の星が瞬いていた。
ヘッドライトを装着し、まだ暗い車道を登山口に向けて黙々と歩き始める。
漆黒の空はブルーインクを少しずつ薄めていったような色に変化し、星の煌めきは淡い色のなかに消えていった。
星が消えると、それまで影絵のようなシルエットだった山並みが色をつけて現れ始める。
わたしたちの目指す山の頂もくっきりと見え始めた。
「遠いなぁ・・・」 山頂付近が少し白く見える。 雪が積もっているのかもしれない。
道の駅から1時間、竹宇駒ヶ岳神社登山口に到着。
ほとんどの人は2つあるどちらかの登山口に車を置いて日帰りまたは1泊して山頂を往復する。
なぜ登山口に車を置かず、標高も200メートル低い道の駅からわざわざここまで歩いたのか・・・
黒戸尾根、たとえ登ることはできたとしても、とてもこの尾根を無事下りきる自信のない私達。
初日は七丈小屋で1泊。翌朝駒ヶ岳登頂後北沢峠方面へ下り、バスと電車を乗り継いで車を停めた道の駅へと戻る。
下り不得手のヘタレ夫婦は黒戸尾根を下らないためのプランを立てたのでした。
(このプランだと黒戸尾根は下りませんが、歩き始めから山頂までの単純標高差は約2400メートルになります ^^;)
いざ、甲斐駒ケ岳へ向けて出発です!
まず登山口手前にある 「竹宇駒ヶ岳神社」 にお参り。 『つたない私達をどうぞお導きくださいませ・・・』
歩き始めてしばらくは広葉樹の森が続きます。
笹ノ平分岐
登山口から2時間、道の駅から歩き始めて3時間の地点に現れるこの道標。
「7時間・・・ アハハハ・・・・・・」 この数字にはもう笑うしかないかんじ。 道標にスポツトライト当たってるし ^^;
(私達、初日は七丈小屋までなので5時間あればなんとか小屋に着きそうかな)
標高を上げるにつれ、少しずつ針葉樹が増えてきました。
森の香りに癒されながら登ります♪
笹ノ平分岐を過ぎたあたりですごい勢いで下ってくる男性が。 七丈小屋の小屋番さんです。
「小屋泊りですか? 帰り遅くなるんで食事は用意できないから。」
「はい、分かりました。」
七丈小屋は事前予約できない山小屋です。
小屋番さん、今から下山していろいろなものを担いで、また夕方までに登り返してこられるのでしょう。
ここの食事は美味しそうで楽しみにしていたのだけど、仕方ありません。
翌日の昼食分とオヤツでなんとか食いつなげそう。 予定通り登り続けます。
※小屋でもカップラーメン等販売しているようです。
ここが有名な 「刃渡り」
足場もしっかり。 鎖もあるので私でも怖くありませんでしたよ ^^v
刀利天狗
たくさんの石碑とともに祠がありました。 『この先もどうかお見守りくださいませ・・・』
ルリビタキの先達さん。 それとも刀利天狗さまの化身?
五合目小屋跡までは苦労して登った標高を一旦下ります。 ここでランチ休憩。
ここまでくれば七丈小屋まではあと1時間ほどです。
予定よりも早く小屋に着けそうなので、のんびりと1時間近く休憩していると男性が登ってきました。
この日同宿となる糸魚川のおじさまです♪
「こんにちは~ 小屋泊り? 小屋番さんに会った? 食事できないってね。 小屋まであとどれくらいか分かる?」
『はい~ 食事のことは聞きました。 小屋まではCTであと1時間ちょっとですね。』
「ありがとう。 じゃ、先に行ってるよ。」
おじさま、風のようにスイスイ行かれます。 早っ!!
このあと七丈小屋まで怒涛の梯子&鎖攻撃が始まります・・・
梯子・・・
板の隙間から下が見える橋。 渡り終わったらまた梯子・・・
う~~ん、どこで撮ったんだかよく覚えていない・・・
1日目で一番怖かったトラバースポイント・・・ ToT
怖さが全く伝わらない画像ですが、ここ高所恐怖症にとってはめっちゃ怖いんです。
画像の向かって左側と奥は切れ落ちてます。 踏み外したらおそらくこの世とお別れかな・・・
ルート上一番傾斜のある垂直梯子を登り終わったろころで現れるこのトラバース。
写っているピンと鎖が頼りです。 今見返していても怖い(><)
しばらく進むと朝すごい勢いで私達を追い越していった日帰り組の二人の男性が下ってこられました。
「すみませ~ん この先まだ梯子ありますかぁ~~(泣) ToT」
『七丈小屋まではあと1か所かな。 小屋、もうすぐそこですよ!』
「ありがとうございますぅ~ もう山頂まで行かれたんですよねぇ~ すごいですねぇ~ 早いですねぇ~~」
七丈小屋到着♪ 糸魚川のおじさまがストーブを点けて小屋を温めておいてくれました ヽ(^o^)丿
この日の小屋泊りは糸魚川のおじさま、八ヶ岳がホームのソロの女性、私達夫婦の4人。
ソロの女性は途中まで同じペースで登っていたのですが、私達がちんたらしている間に山頂まで往復されて夕方小屋に戻ってこられました。
一歩ずつ確実にしっかり登られるタイプの方。 黒戸尾根は今回で3回目だそう。
女性一人で黒戸尾根に来られる方はやはり只者ではありませぬ。
8合目を過ぎると雪が残っていること、昼間でも北側の岩場が凍りついていたので朝は注意したほうがいいこと。
登山道の詳細を詳しく教えてくださいました。
糸魚川のおじさまが終始私達を笑わせてくださいます。
「俺さ~ なんか余計な一言が多くていつも山で怒られるんだよね。 南アの奥地の山小屋で ”乾燥室どこですか?” 聞いたら 『ここは北じゃないんだ~~!!』 怒鳴られちゃってさぁ~」
一同 爆、爆、!!
「だから今日も小屋番さんから ”食事ない” って聞いたときも 『分かりました。気を付けて。』 余計なこと何も言わなかったよ。」
再び 爆、爆、爆!!!
19時過ぎには皆眠りにつきました。
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
10月18日(金) くもり 時々 晴れ
七丈小屋 ~ 甲斐駒ケ岳 ~ 駒ツ峰 ~ 双児山 ~ 北沢峠 (その後バス、電車を乗り継いて道の駅はくしゅうへ戻る)
午前5時、4人ともほぼ同じ時間に起床。
ソロの女性は前日すでに山頂まで行かれているのでこのまま黒戸尾根を下られるそう。
糸魚川のおじさまと私達は山頂に向かいます。
おじさまは駒ケ岳に登ったあと、この日は下の仙水小屋に泊まられ、翌日にまた黒戸尾根から下る予定とか・・・(*_*)
「ありがとうございました。 気を付けて。」 ソロの女性とはここでお別れです。
やはりここは神の領域なのかもしれない・・・
先人たちも同じように感じながらこの尾根を登っていたのでしょうか。
岩場が凍りつき始めました。
8合目で糸魚川のおじさまが私達に追いつきました。
私達の先を行くおじさま 「鎖場のステップが凍ってるよ~!」 「この辺り足場がヤバイから気を付けてきて!!」
ポイント、ポイントで上から声をかけてくれてとてもありがたい。
そうそう、糸魚川のおじさまも高い所は不得意だそう。 でも恐怖ポイントが私とは微妙に違うみたいで(笑)
(1日目の恐怖ポイントはおんなじでした。)
※おじさま、百名山残すところあと10前後だそう。 「早月尾根は大丈夫だよ」 お勧めされましたが・・・ 行かないです・・・
有名な大刀
CARRERA隊長の写真で拝見していたアングルにはどうしてもならない・・・
隊長、足元にある1メートルくらいの岩の上に立って撮ったな・・・ (足場悪し・・・ もちろん私にゃできませぬ ^^;)
岩も主張しています!
八ヶ岳方面
鳳凰三山と富士山
2日目、凍りついた岩場と鎖場はそれはそれは怖ろしく写真を撮る余裕全くありませんでした。 (ここは登山道じゃないよ^^;)
山頂まであと少し・・・
北沢峠からの登山道と合流した付近
甲斐駒ケ岳山頂~~ 着きましたぁ~~~ ToT
『無事に登らせていただき、ありがとうございました・・・』 山の神様にお礼をします。
風もなく穏やかな朝の山頂は糸魚川のおじさまとよしころん夫婦、三人の貸切 ヽ(^o^)丿
北アルプス、白馬、白山、妙高方面まで綺麗に見えています♪ どの山も白く雪化粧、すっかり冬山の装いでした。
仙丈ケ岳方面
「その山、分かんね~んだけど。」 おじさま
『仙丈ですよ~! 登ったでしょ~~』 (笑) よしころん
「あぁ~! そうか!!」 (笑) おじさま
八ヶ岳方面
来年は鳳凰三山にも行きたいな♪
甲斐駒ケ岳 黒戸尾根、厳しくも本当に素晴らしい道でした。
私は 「登りだけならまた登ってもいいかな~」 と思っていますが、パートナーは 「2度と登らない!!」 意見が割れております ^^;
しかし下らないとなると、やはり車の回収がめんどうだし、今回の方法だと時間もお金もかかってしまいます。
黒戸尾根、登るだけで下らない方法、他にいい案があればどうぞご伝授くださいませ m(__)m
八甲田山 (2013年10月) [百名山]
遅くなりましたが、前回からの続きです ^^;
10月9日(水) 小雨(福島会津)~晴れ(新潟)
当初計画では前日の会津駒下山直後から青森へと向かい、この日は朝から八甲田山を登っている予定でした。
しかし毎週のようにやってくる台風の影響で東北青森方面は見事に雨予報。
片道8時間近く車で走って、訪れた先が雨だとあまりにも悲しい・・・
八甲田山は諦め、裏燧林道をまったり歩きましょうかね~ と考えていました。
朝、御池駐車場で出勤してきたozebaka親方、hidamariちゃんとおしゃべりしていると、
空からポツポツと雨が・・・アチャチャ~~(><)
「この時期、只見から小出に抜ける道もお勧めだよ」
2人の言葉で、裏燧林道まったり歩きの予定から、御池から新潟経由のんびりドライブしつつ千葉の自宅へ向かうことにしました。(雨を避け、どんどんと楽なほうへと流れゆく2人・・・)
只見経由小出に抜ける道を走るのは初めて。
途中浅草岳や守門岳が現れて「ここに出てくるんだ~~!」と納得した次第。
新潟に向かったことでお天気はとてもよくなったのですが、只見湖周辺の紅葉にはまだまだ早く ^^;
時間もあることだし、一般道(17号)で関越道昭和インターまで行きましょう~~となりました。
(関越トンネルを通らないことで高速料金かなり節約できるのです)
やがて六万騎山が見えてきたところで、この近くに住むブロ友のsuika980さんに思わずメール。
お昼ごはんに「へぎそば」を食べていると、
「三国峠超えるなら、苗場山に行く途中のトレッキング湯沢もいいよ~~」suika980さんから返信。
ぐるりと周回できるコースのようでしたが、午後になっていたこともあり、さわりを1時間だけ歩いてみました。
ここも紅葉の時期には美しそう♪ またゆっくり歩いてみたい場所です^^
一般道(17号)を走り、まもなく昭和インターという直前の17時頃、明日のお天気はどうかな~ スマホで見ていると・・・
「明日の八甲田方面、快晴なんだけど・・・」 よしころん
「えぇぇ~~~!!!」 パートナー
台風が高速で過ぎ去り、お天気が急激に回復したようで~~
ということで、計画の変更の変更の変更が振り出しに戻るようなかたちで、私達はここから一路八甲田山に向かいました。
我らの行方はお天気まかせ、風まかせ。 なんたって「山さえ登れりゃご満悦」夫婦ですからね。
ついさっき 「今から帰ります。」メールをした次女に、「やはり八甲田に向かいます。」メールを送付し直します。
『は~い、気を付けて。』 と次女。
こんな私達を理解してくれている娘たち、いつもありがとうね。
10月10日(木) 晴れ
東北道津軽SAに到着したのは午前0時半。 関越道昭和インターを出発して7時間半経っていました。
ここで朝まで仮眠。 2日連続の車中泊。 (節約旅ですからね~^^;)
シュラフを積んでいましたので寒くはありません。 もうすっかり車中泊の達人?(笑)
八甲田山という山頂は存在しません。 (赤城山とおんなじね^^)
酸ヶ湯温泉から最高峰の大岳を周回するコースを巡ります。 見えているのが大岳。
ケルンの向こうに見えているのは津軽海峡? いやぁ~本州最北端まで遥々やってきました ヽ(^o^)丿
台風の余波なのか山頂は強風で長居できませんでした。
次の機会には、数日かけて南八甲田や奥入瀬渓谷も歩かないと~~
まったりと時間をかけて歩くが好みの私達に東北の山は相性がよさそうな気がします。
往復約1500キロ、1泊2日車中泊の八甲田弾丸ツアー。
今回の旅で一番疲れたのは車での帰路。
酸ヶ湯温泉で汗を流したあと13時に八甲田を出発、千葉の自宅に戻ったのは23時でした。
(翌日に予定が入っていたため、どうしてもその日のうちに帰っておきたかったのです。)
真似る方もいないと思いますが、このプランあまりお勧めできません。
みなさま旅の計画はどうか時間に余裕をもって ^^;
10月9日(水) 小雨(福島会津)~晴れ(新潟)
当初計画では前日の会津駒下山直後から青森へと向かい、この日は朝から八甲田山を登っている予定でした。
しかし毎週のようにやってくる台風の影響で東北青森方面は見事に雨予報。
片道8時間近く車で走って、訪れた先が雨だとあまりにも悲しい・・・
八甲田山は諦め、裏燧林道をまったり歩きましょうかね~ と考えていました。
朝、御池駐車場で出勤してきたozebaka親方、hidamariちゃんとおしゃべりしていると、
空からポツポツと雨が・・・アチャチャ~~(><)
「この時期、只見から小出に抜ける道もお勧めだよ」
2人の言葉で、裏燧林道まったり歩きの予定から、御池から新潟経由のんびりドライブしつつ千葉の自宅へ向かうことにしました。(雨を避け、どんどんと楽なほうへと流れゆく2人・・・)
只見経由小出に抜ける道を走るのは初めて。
途中浅草岳や守門岳が現れて「ここに出てくるんだ~~!」と納得した次第。
新潟に向かったことでお天気はとてもよくなったのですが、只見湖周辺の紅葉にはまだまだ早く ^^;
時間もあることだし、一般道(17号)で関越道昭和インターまで行きましょう~~となりました。
(関越トンネルを通らないことで高速料金かなり節約できるのです)
やがて六万騎山が見えてきたところで、この近くに住むブロ友のsuika980さんに思わずメール。
お昼ごはんに「へぎそば」を食べていると、
「三国峠超えるなら、苗場山に行く途中のトレッキング湯沢もいいよ~~」suika980さんから返信。
ぐるりと周回できるコースのようでしたが、午後になっていたこともあり、さわりを1時間だけ歩いてみました。
ここも紅葉の時期には美しそう♪ またゆっくり歩いてみたい場所です^^
一般道(17号)を走り、まもなく昭和インターという直前の17時頃、明日のお天気はどうかな~ スマホで見ていると・・・
「明日の八甲田方面、快晴なんだけど・・・」 よしころん
「えぇぇ~~~!!!」 パートナー
台風が高速で過ぎ去り、お天気が急激に回復したようで~~
ということで、計画の変更の変更の変更が振り出しに戻るようなかたちで、私達はここから一路八甲田山に向かいました。
我らの行方はお天気まかせ、風まかせ。 なんたって「山さえ登れりゃご満悦」夫婦ですからね。
ついさっき 「今から帰ります。」メールをした次女に、「やはり八甲田に向かいます。」メールを送付し直します。
『は~い、気を付けて。』 と次女。
こんな私達を理解してくれている娘たち、いつもありがとうね。
10月10日(木) 晴れ
酸ヶ湯温泉 ~ 仙人岱 ~ 大岳 ~ 大岳避難小屋 ~ 上毛無岱 ~ 毛無岱 ~ 酸ヶ湯温泉
夜明けとともに歩き始めました。
東北道津軽SAに到着したのは午前0時半。 関越道昭和インターを出発して7時間半経っていました。
ここで朝まで仮眠。 2日連続の車中泊。 (節約旅ですからね~^^;)
シュラフを積んでいましたので寒くはありません。 もうすっかり車中泊の達人?(笑)
八甲田山という山頂は存在しません。 (赤城山とおんなじね^^)
酸ヶ湯温泉から最高峰の大岳を周回するコースを巡ります。 見えているのが大岳。
ケルンの向こうに見えているのは津軽海峡? いやぁ~本州最北端まで遥々やってきました ヽ(^o^)丿
台風の余波なのか山頂は強風で長居できませんでした。
大岳避難小屋が見えてきました。 うしろにそびえているのは井戸岳。 (登りません ^^;)
大岳避難小屋。 環境省管理の避難小屋でとても立派な小屋でした。 次回はここに泊まってもいいな~♪
あれま!? 会津駒に戻ってきた?
ね^^ 雰囲気が似てるでしょ♪
おぉぉぉぉ~~~~!
眼下に望む 毛無岱 の紅葉。
圧倒されます。
お花の時期も素敵だろうなぁ。
「思い切って来て本当によかったね。」 何度も何度もそう言いながら快晴の八甲田を歩きました。
ブナの森はまもなく金色に
ありがとう、八甲田山。 きっと必ず花の時期にまた戻ってきます♪
次の機会には、数日かけて南八甲田や奥入瀬渓谷も歩かないと~~
まったりと時間をかけて歩くが好みの私達に東北の山は相性がよさそうな気がします。
往復約1500キロ、1泊2日車中泊の八甲田弾丸ツアー。
今回の旅で一番疲れたのは車での帰路。
酸ヶ湯温泉で汗を流したあと13時に八甲田を出発、千葉の自宅に戻ったのは23時でした。
(翌日に予定が入っていたため、どうしてもその日のうちに帰っておきたかったのです。)
真似る方もいないと思いますが、このプランあまりお勧めできません。
みなさま旅の計画はどうか時間に余裕をもって ^^;
坂の上の雲へと続く道 小蓮華山~白馬岳 (2013年9月) [百名山]
9月24日(火) ~ 25日(水)
2009年11月29日から2011年12月25日まで 足掛け3年に亘ってNHKで放送されたテレビドラマ 「坂の上の雲」
年末になると家族で楽しみに見ていた作品。
このドラマのエンディングで流れていた画像をご記憶でしょうか。
ガスの向こうにかすかに見え隠れする坂の上へと続く美しい道。 まるで自分がその道を歩いているような画。
はじめてこのエンディング画像を見たとき、私はあまりにもの美しさに涙がこぼれていました。
白馬大池から小蓮華山へと続く天空の登山道。
『いつかこの稜線を歩いてみたい・・・』 憧れの路のひとつとなりました。
前後編に分けたいところですが、なかなか時間がとれないので2日分を一気にご紹介します。
写真中心(多め)です。 よろしければどうぞお付き合いくださいませ。
いつのまにかウェアがしっとりと濡れてしまうほどの濃いガスとなりました。 冷えないようにレインウェアを上に羽織ります。
このガス、テントが濡れると撤収が大変だよね・・・
ということで、ヘタレ夫婦はテント泊予定から小屋素泊まりに変更しました。
山小屋泊は昨年秋の雲取山荘以来、約1年ぶり。
この日は宿泊客も少なく、部屋はグループ毎に1部屋状態。 わたしたちは2人貸切です ^^v
部屋を広く使えるのはとっても便利、ありがたいことです♪
でも掛布団が私達にはとても重く感じたので、テント泊のために持参していたシュラフを掛布団にして寝たのでした。
こんなに素晴らしい天気ですが、午後から雨、翌日は終日雨予報。
計画では白馬岳から三国境を経て朝日岳へ縦走予定でしたが、この悪天予報にてあっさり下山することに ^^;
あとは蓮華温泉に下るだけなので小屋前のテーブルでまったりお茶をしていると・・・
「まもなく荷揚げのヘリがきま~す! 砂埃が飛んできますから~~ 気を付けてくださ~~い!!」
が、が、が・・・ こちらはまさに野天の湯でございまして~~ ^^;
道の脇がすぐお風呂。 脱衣所も囲いもなんにもありません。 貸切だったことはこのうえなく幸運だったと。
女性の方はちょっと覚悟していかれてくださいませね。
蓮華温泉 ~ 白馬大池 ~ 小蓮華山 ~ 白馬岳 ~ 白馬山荘(泊) (往復)
白馬岳
2009年11月29日から2011年12月25日まで 足掛け3年に亘ってNHKで放送されたテレビドラマ 「坂の上の雲」
年末になると家族で楽しみに見ていた作品。
このドラマのエンディングで流れていた画像をご記憶でしょうか。
ガスの向こうにかすかに見え隠れする坂の上へと続く美しい道。 まるで自分がその道を歩いているような画。
はじめてこのエンディング画像を見たとき、私はあまりにもの美しさに涙がこぼれていました。
白馬大池から小蓮華山へと続く天空の登山道。
『いつかこの稜線を歩いてみたい・・・』 憧れの路のひとつとなりました。
前後編に分けたいところですが、なかなか時間がとれないので2日分を一気にご紹介します。
写真中心(多め)です。 よろしければどうぞお付き合いくださいませ。
当初は蓮華温泉から小蓮華山、白馬岳を経て朝日岳を2泊3日で周回縦走の予定でした。
登山道も秋の気配・・・
チングルマさんも秋の気配^^
グラデーションが美しいです♪
白馬大池に到着。 山荘に立ち寄ると、ちょうど昼食の提供が始まったので、少し早いランチにしました。
白馬大池を過ぎた頃からガスが本格的に湧き上がってくるようになりました。
雲上の散歩道
あ、このあたりかも・・・
雲の向こうに見え隠れする稜線。 足元の路を光芒が射す・・・ まさにドラマのエンディング画像そのままの景色が・・・
あぁ・・・ 山の神様ありがとうございます。 私達は自分たちの足でこの道を歩くこと、ずっと憧れていました。
そしてこの写真を見た瞬間 「あ、坂の上の雲!」 一目見て分かった次女。 さすがわが娘(笑)
小蓮華山 山頂
白の世界になってしまいました。
いつのまにかウェアがしっとりと濡れてしまうほどの濃いガスとなりました。 冷えないようにレインウェアを上に羽織ります。
このガス、テントが濡れると撤収が大変だよね・・・
ということで、ヘタレ夫婦はテント泊予定から小屋素泊まりに変更しました。
山小屋泊は昨年秋の雲取山荘以来、約1年ぶり。
この日は宿泊客も少なく、部屋はグループ毎に1部屋状態。 わたしたちは2人貸切です ^^v
部屋を広く使えるのはとっても便利、ありがたいことです♪
でも掛布団が私達にはとても重く感じたので、テント泊のために持参していたシュラフを掛布団にして寝たのでした。
昨日のガスは嘘のように消えてなくなっていました。 (テント泊できたよね・・・^^;)
剱岳も綺麗に見えています。
やはり山の朝は気持ちがよいです♪
昨日は真っ白だった山頂
白馬岳から小蓮華山への稜線もくっきり!
広く歩きやすい稜線。 白馬岳、沢山の方が訪れる人気の理由が分かります。
こんなに素晴らしい天気ですが、午後から雨、翌日は終日雨予報。
計画では白馬岳から三国境を経て朝日岳へ縦走予定でしたが、この悪天予報にてあっさり下山することに ^^;
おぉ~ 小蓮華山からはこんな景色だったんですね~~
朝日岳はまた次の楽しみに♪
少しずつ雲が湧きあがってきました。
瞬く間にモクモクモク~~~
雲ってこうやって大きくなるのねぇ。
美しいなぁ・・・
自然の色って一体どれくらいあるのだろう。
白馬大池でティータイム♪
あとは蓮華温泉に下るだけなので小屋前のテーブルでまったりお茶をしていると・・・
「まもなく荷揚げのヘリがきま~す! 砂埃が飛んできますから~~ 気を付けてくださ~~い!!」
おぉぉぉ~~! 迫力満点!! と思うまもなく目も開けられないほどの砂埃 ぶふぉ!ぶふぉ!!(>o<)
かっこいいね~! いいもの見せていただきました^^ さてさて~いざ!温泉じゃ~~~
カラマツも秋色に♪
早朝のあまりにもの晴天に 『下山するのもったいないかな・・・』 少し思いましたが、
蓮華温泉に下山した頃には今にも泣き出しそうな空模様となっていました。
三国一ノ湯
仙気ノ湯
薬師ノ湯
黄金ノ湯
蓮華温泉の4つの野天風呂と内風呂、全て貸切でござりました~~ヽ(^o^)丿
全てのお風呂が源泉かけ流し、お湯の泉質もそれぞれ異なっており大変よいお湯でした♪
が、が、が・・・ こちらはまさに野天の湯でございまして~~ ^^;
道の脇がすぐお風呂。 脱衣所も囲いもなんにもありません。 貸切だったことはこのうえなく幸運だったと。
女性の方はちょっと覚悟していかれてくださいませね。
また来年、花の時期に戻ってきたい2人でした♪
坂の上の雲の道。 凝縮した2日間をありがとうございました。
2012年 夏山旅 その3 (2012年8月) [百名山]
8月22日(水) 晴れ 時々 くもり 行動時間:8時間40分(撮影、休憩込)
この日は高天原温泉に次いで今回の旅のビックイベント! 水晶岳へ登ります。
昨年は大雨のため断念。 最終日の朝、雲ノ平から見た朝焼けに浮かぶ水晶岳。
神々しいまでのその山の全容を見たとき 「またおいで」 山にそう言われているような気がしました。
懲りずにまたやってきました。 どうぞよろしくお願いいたします!
この日は水晶岳に登ったあと、岩苔乗越から黒部源流を経て三俣山荘に宿泊予定。
重いザックを岩苔乗越にデポ、雨具と地図、最低限の水のみサブザックに詰めて水晶岳に向かいます。
よしころんはカメラだけ ^^; (あ、でも1.5キロくらいあるのですよ)
万が一の際は岩苔乗越と水晶岳のちょうど中間地点に水晶小屋もあるので、やはり北アは便利だなと思います。
イブキジャコウソウ♪ シラネニンジン♪
水晶小屋を過ぎてもしばらくはたおやかな稜線歩きでした。
が、しかし山の常ではあるのですが、山頂が近づくにつれ岩、岩、岩~~ だんだんと険しい雰囲気に・・・
やっぱしね・・・
この写真ではよく分かりませんが、足元まっさかさまです ToT
よしころんの大嫌いな真っ逆さま系トラバース・・・ (斜面を横切る登山道で片側切れ落ちてます)
上の写真、恐怖に耐えながら頑張って撮ったのに、怖くて足元写せていないため、迫力に欠ける写真となっておりますがご想像くださいませ。
水晶岳山頂直下は危のうございます。 人が多いとすれ違いも大変そう。
今後行かれる予定の方はどうぞお気をつけて。
山頂もご覧のように岩、岩、岩~。 切れ落ち系山頂のため、高所恐怖症のよしころんは立つと怖い(><)
で、写真は全て座り撮りでございます ^^;
山頂にたどり着くと昨夜高天原山荘でご一緒だった男性が先着されていました。
男性は高天原から温泉沢の頭経由コース。 私達もそちらのコース(破線ルート)から登ってみようかな・・・
チラッ と思ったのですが、やはりやめておいて正解でした。
山頂から眺めたそのルート、少なくともよしころんには間違いなく恐怖の登山道でした。
ここの山頂、基本怖いのですが、どっしり座っているとそう怖さを感じないので、
眺めていても恐ろしくない方向を向いて(笑) ここでランチにしました。
山頂でしばらくご一緒だった女性3人パーティーが下山されています。
Mさんパーティー。 持参されていたカメラがうまく動作されないということで、
高天原でご一緒だった男性とよしころん夫婦、3人でいろいろ試してみましたが、どうにも正常に動作してくれません。
「この景色、忘れないように目に焼き付けます。」下りていかれましたが、夕方三俣山荘のベットの上と下、お会いすることに。
山荘で写真をチェックしていたところ、後姿ですがMさんらしきパーティーが写っている画像が3枚ほどありました。
確認していただいたところ、皆さんに間違いないよう。
Mさん : 「後姿は綺麗ってよく言われるのよ~~」(爆)(爆)(爆)
山頂写真撮れていないとのことでしたので、帰宅後、画像をメール送信してさしあげました。
皆さん、またどこかの山でお会いしましょう~ \(^o^)/
私達もランチのあと下山。 はぁ~、ここまでくればもう怖くありません ^^;
のんびりテクテクと歩き、ワリモ岳の手前付近まできたところで 「あれ? ほら、あの2人!」 パートナー。
前から歩いてくるデカザックにも負けない体格のいいご主人、華奢で清楚な奥様。
初日双六山荘で同室だった 「ピッチャー夫婦」 です!!
おぉ~~~い (^O^)/ よしころん手を振ります。
お!おぉぉぉぉ~~!!! ピッチャー夫婦も気づきました。
ピッチャー夫婦はこの日は水晶小屋に泊り、翌日高天原泊予定。
こちらのご夫婦も重い荷物は旦那様担当。
旦那様はデジイチ、レンズ3本、三脚も担いでたから、パートナーよりも重装備。
よしころん夫婦 : 五郎ちゃん(黒部五郎岳のこと)どうだった~?
ピッチャー夫婦 : いやぁ~よかったですよ~! 高天原温泉は?
よしころん夫婦 : すっごくよかった! でももうすっかり汗かいちゃったけどね(笑)
そうそう水晶直下は奥さん好みの岩イワ系だよ!(爆)
ピッチャー夫婦 : アハハハ~
さっき三俣で水を補給したら、もう荷物が重くて、重くて~~
そんなたわいもない会話をしばらく交わしたあと2度目の別れ。 「気を付けて~~!」 お互いの無事を祈りました。
岩苔乗越にデポしていたザックを担ぎ直し、黒部源流を経て三俣山荘へ。
水場には困らないルートですが、山腹のあちこちから水が流れでており、小さな沢は数えきれないほど。
雨のときは絶対に通ってはいけないルートです。
あ!写真~~!! という前にひと口食べられてしまった・・・(笑)
『三俣山荘の食堂は15時くらいまでに入ればサイフォンでコーヒーを入れてくれるの。 ケーキーセットもあるのよ』
前日高天原の露天風呂でご一緒した女性に教えていただきました。
そのことをパートナーに話すと 「楽しみだね~ なんとしても15時までに着かないと!」
目の前に人参ならぬ ケーキセットをぶら下げて歩いていました(笑)
山でこんなに美味しいコーヒーが頂けるなんて! 感激の美味しさでした。
帰宅後知ったことですが、「サマーレスキュー 天空の診療所」 モデルになったのは、この三俣山荘では、といわれているそうです。
双六小屋同様、ここにも天空の診療所ありましたよ。
※予告編の朝焼け写真はこの 「展望食堂」 から撮ったものです。
最終章に続きます…
高天原山荘 ~ 岩苔乗越 ~ ワリモ北分岐 ~ 水晶岳 ~ ワリモ北分岐 ~ 岩苔乗越 ~ 三俣山荘(泊)
おはよう^^ 今日もよろしくね♪
ウメバチソウ♪ まるでどこかの美人4姉妹 ^^v
昨年 2011年8月24日撮影
この日は高天原温泉に次いで今回の旅のビックイベント! 水晶岳へ登ります。
昨年は大雨のため断念。 最終日の朝、雲ノ平から見た朝焼けに浮かぶ水晶岳。
神々しいまでのその山の全容を見たとき 「またおいで」 山にそう言われているような気がしました。
懲りずにまたやってきました。 どうぞよろしくお願いいたします!
2人でヨガをやっているわけではありませぬ ^^; 槍ポーズね!
この日は水晶岳に登ったあと、岩苔乗越から黒部源流を経て三俣山荘に宿泊予定。
重いザックを岩苔乗越にデポ、雨具と地図、最低限の水のみサブザックに詰めて水晶岳に向かいます。
よしころんはカメラだけ ^^; (あ、でも1.5キロくらいあるのですよ)
万が一の際は岩苔乗越と水晶岳のちょうど中間地点に水晶小屋もあるので、やはり北アは便利だなと思います。
イブキジャコウソウ♪ シラネニンジン♪
水晶小屋を過ぎてもしばらくはたおやかな稜線歩きでした。
が、しかし山の常ではあるのですが、山頂が近づくにつれ岩、岩、岩~~ だんだんと険しい雰囲気に・・・
やっぱしね・・・
この写真ではよく分かりませんが、足元まっさかさまです ToT
よしころんの大嫌いな真っ逆さま系トラバース・・・ (斜面を横切る登山道で片側切れ落ちてます)
上の写真、恐怖に耐えながら頑張って撮ったのに、怖くて足元写せていないため、迫力に欠ける写真となっておりますがご想像くださいませ。
水晶岳山頂直下は危のうございます。 人が多いとすれ違いも大変そう。
今後行かれる予定の方はどうぞお気をつけて。
水晶岳 標高2986m
水晶岳より鷲羽岳、槍ヶ岳方面を望む (鷲羽岳山頂付近が鷲の頭に目とくちばし、大きく羽を広げてるみたいに見える!?)
山頂もご覧のように岩、岩、岩~。 切れ落ち系山頂のため、高所恐怖症のよしころんは立つと怖い(><)
で、写真は全て座り撮りでございます ^^;
山頂にたどり着くと昨夜高天原山荘でご一緒だった男性が先着されていました。
男性は高天原から温泉沢の頭経由コース。 私達もそちらのコース(破線ルート)から登ってみようかな・・・
チラッ と思ったのですが、やはりやめておいて正解でした。
山頂から眺めたそのルート、少なくともよしころんには間違いなく恐怖の登山道でした。
ここの山頂、基本怖いのですが、どっしり座っているとそう怖さを感じないので、
眺めていても恐ろしくない方向を向いて(笑) ここでランチにしました。
山頂でしばらくご一緒だった女性3人パーティーが下山されています。
Mさんパーティー。 持参されていたカメラがうまく動作されないということで、
高天原でご一緒だった男性とよしころん夫婦、3人でいろいろ試してみましたが、どうにも正常に動作してくれません。
「この景色、忘れないように目に焼き付けます。」下りていかれましたが、夕方三俣山荘のベットの上と下、お会いすることに。
山荘で写真をチェックしていたところ、後姿ですがMさんらしきパーティーが写っている画像が3枚ほどありました。
確認していただいたところ、皆さんに間違いないよう。
Mさん : 「後姿は綺麗ってよく言われるのよ~~」(爆)(爆)(爆)
山頂写真撮れていないとのことでしたので、帰宅後、画像をメール送信してさしあげました。
皆さん、またどこかの山でお会いしましょう~ \(^o^)/
私達もランチのあと下山。 はぁ~、ここまでくればもう怖くありません ^^;
のんびりテクテクと歩き、ワリモ岳の手前付近まできたところで 「あれ? ほら、あの2人!」 パートナー。
前から歩いてくるデカザックにも負けない体格のいいご主人、華奢で清楚な奥様。
初日双六山荘で同室だった 「ピッチャー夫婦」 です!!
おぉ~~~い (^O^)/ よしころん手を振ります。
お!おぉぉぉぉ~~!!! ピッチャー夫婦も気づきました。
ピッチャー夫婦はこの日は水晶小屋に泊り、翌日高天原泊予定。
こちらのご夫婦も重い荷物は旦那様担当。
旦那様はデジイチ、レンズ3本、三脚も担いでたから、パートナーよりも重装備。
よしころん夫婦 : 五郎ちゃん(黒部五郎岳のこと)どうだった~?
ピッチャー夫婦 : いやぁ~よかったですよ~! 高天原温泉は?
よしころん夫婦 : すっごくよかった! でももうすっかり汗かいちゃったけどね(笑)
そうそう水晶直下は奥さん好みの岩イワ系だよ!(爆)
ピッチャー夫婦 : アハハハ~
さっき三俣で水を補給したら、もう荷物が重くて、重くて~~
そんなたわいもない会話をしばらく交わしたあと2度目の別れ。 「気を付けて~~!」 お互いの無事を祈りました。
岩苔乗越にデポしていたザックを担ぎ直し、黒部源流を経て三俣山荘へ。
水場には困らないルートですが、山腹のあちこちから水が流れでており、小さな沢は数えきれないほど。
雨のときは絶対に通ってはいけないルートです。
あ!写真~~!! という前にひと口食べられてしまった・・・(笑)
『三俣山荘の食堂は15時くらいまでに入ればサイフォンでコーヒーを入れてくれるの。 ケーキーセットもあるのよ』
前日高天原の露天風呂でご一緒した女性に教えていただきました。
そのことをパートナーに話すと 「楽しみだね~ なんとしても15時までに着かないと!」
目の前に人参ならぬ ケーキセットをぶら下げて歩いていました(笑)
山でこんなに美味しいコーヒーが頂けるなんて! 感激の美味しさでした。
帰宅後知ったことですが、「サマーレスキュー 天空の診療所」 モデルになったのは、この三俣山荘では、といわれているそうです。
双六小屋同様、ここにも天空の診療所ありましたよ。
※予告編の朝焼け写真はこの 「展望食堂」 から撮ったものです。
夕方の空が笑っていました^▽^ 雲のかたちはミッキーみたい♪ バイバイ、また明日 (^_^)/
最終章に続きます…
2012年 夏山旅 その2 (2012年8月) [百名山]
8月21日(火) 晴れ 時々 くもり (夕方小雨) 行動時間 8時間45分(休憩、撮影時間込)
4人部屋の夜はとても快適で、朝までぐっすりと眠ることができました。(ピッチャー夫婦もきっとそうだったと・・・)
朝食後、ピッチャー夫婦は双六岳、三俣蓮華岳を経て黒部五郎岳へ、私達は鷲羽岳を経て高天原温泉へ。
ありがとう~、気をつけてね~~! お互いの旅の無事を祈り、出発です。
双六小屋は鞍部に位置しているので、歩き始めからいきなり急登を強いられます。
稜線までそう長くはない、20分程度の登り。 私はふだんのペースで登っていたのですが・・・
ふと後ろを見ると、パートナーが立ち止っています (*_*)
朝食をとったあとの歩き始め、パートナーはいつもあまり調子がよくないのですが、かなり調子が悪そう・・・
「ごめん。ペース落とすね。大丈夫?」 少し休んだあとゆっくり歩き続けますが、やはりあまり調子がよくない様子。
眼前に鷲羽岳が少しずつ近づいてきます。
『鷲羽岳に登るのはちょっと無理そうかなぁ・・・』
『三俣から鷲羽に登らずに高天原に向かうか、最悪三俣山荘泊まりかな・・・ 』
よしころん、一人思案しながら歩きます。
三俣山荘が見えてきました。 画面右端、ど~んと控えている山が鷲羽岳。
ここまで2時間半を予定していましたが、3時間かかりました。
まだ午前9時前。 時間的にはまだ問題なく、30分の遅れはこの日の中で消化できる時間。
三俣山荘で 小休止 兼 検討会議。
本人曰く、ほぼふだん通りの体調でもう大丈夫。予定通り鷲羽に登れるという。ただ少し胃もたれしているとのこと。
確かに普段のペースに戻ってきてはいるけれど、何が爆弾になるか分からない。
本人は必要ないというけれど、不安は取り除いておきたいので、よしころんが常備している胃薬を飲んでもらって出発。
三俣山荘、あんなに遠くなっちゃった。
ふだんよりゆっくりペースで登ってきましたが、パートナー大丈夫そうです。 ここまでくればあと一息!
鷲羽岳でランチのあと、ワリモ岳、ワリモ北分岐を経て岩苔乗越へ到着。
この場所は今までで一番辛かった山行の思い出の分岐です。
昨年、高天原から大雨の中3時間かけて登ってきたこの場所。 あの日この場所で見えていたのはこの黄色い道標だけ。
まわりはガスで真っ白でした。
晴れているとこんな景色だったんだね・・・ 2人してしみじみとまわりの景色を見渡しました。
昨年大雨の中、この分岐の少し手前で合流した水晶方面へ向かうパーティーと雲ノ平方面へ向かう私達。
この分岐でお互いの無事を祈りつつ、それぞれの向かう方向に分かれました。
あの日ここから黒部源流を経て三俣山荘へと続く登山道はすでに通行できる状況ではなかったとあとで知りました。
稜線コースだったパーティーと私達はまだ運がありました。
それでもこのあと雲ノ平山荘が見えてくるまでの約2時間、緊張し通しだった雨とガスの稜線歩き。
一生忘れることのできない思い出の分岐です。
シロバナニガナ♪ ウサギギク と ヨツバシオガマ♪
実は昨年大雨のなか、このあたりにたくさんの花が咲いていることには2人して気づいていました。
トリカブトにヨツバシオガマ、ウサギギク・・・ あぁ、ここは花道なんだ。
沢になった登山道、そして横殴りの雨の中、2人そう思いながら、そのことを口にすることもなく黙々と歩いた道。
今年は同じ道を温泉目指してのんびり下ります。 こんにちは。 今年も会いに来たよ♪
前半の遅れも取り戻し、ほぼ予定通り高天原山荘に到着 ^^v
さっそく温泉で汗を流しました~ \(^o^)/ (山荘から温泉まで徒歩約20分かかります。)
高天原山荘と温泉の写真は撮り忘れました ^^; ご覧になりたい方は、ぜひご自身の目で確かめに行かれてください(笑)
昨年も今年もそうでしたが、山行後、筋肉痛や疲れがなかったのはこの温泉のおかげだと私達は信じております!!
山に虹がかかりました \(^o^)/
「おぉ~!前途洋々だな~~!!」 宿泊者のおじさんが笑います^^
今日も一日ありがとうございました。 ランプの宿の夜は静かに暮れていきました。
その3に続きます♪
双六小屋 ~ 三俣山荘 ~ 鷲羽岳 ~ ワリモ北分岐 ~ 高天原山荘(泊)
夜明け(双六小屋にて)
4人部屋の夜はとても快適で、朝までぐっすりと眠ることができました。(ピッチャー夫婦もきっとそうだったと・・・)
朝食後、ピッチャー夫婦は双六岳、三俣蓮華岳を経て黒部五郎岳へ、私達は鷲羽岳を経て高天原温泉へ。
ありがとう~、気をつけてね~~! お互いの旅の無事を祈り、出発です。
鷲羽岳
双六小屋は鞍部に位置しているので、歩き始めからいきなり急登を強いられます。
稜線までそう長くはない、20分程度の登り。 私はふだんのペースで登っていたのですが・・・
ふと後ろを見ると、パートナーが立ち止っています (*_*)
朝食をとったあとの歩き始め、パートナーはいつもあまり調子がよくないのですが、かなり調子が悪そう・・・
「ごめん。ペース落とすね。大丈夫?」 少し休んだあとゆっくり歩き続けますが、やはりあまり調子がよくない様子。
眼前に鷲羽岳が少しずつ近づいてきます。
『鷲羽岳に登るのはちょっと無理そうかなぁ・・・』
『三俣から鷲羽に登らずに高天原に向かうか、最悪三俣山荘泊まりかな・・・ 』
よしころん、一人思案しながら歩きます。
小屋を出発して約2時間。 パートナー少しずつ回復してきたようです。
三俣山荘が見えてきました。 画面右端、ど~んと控えている山が鷲羽岳。
ここまで2時間半を予定していましたが、3時間かかりました。
まだ午前9時前。 時間的にはまだ問題なく、30分の遅れはこの日の中で消化できる時間。
三俣山荘で 小休止 兼 検討会議。
本人曰く、ほぼふだん通りの体調でもう大丈夫。予定通り鷲羽に登れるという。ただ少し胃もたれしているとのこと。
確かに普段のペースに戻ってきてはいるけれど、何が爆弾になるか分からない。
本人は必要ないというけれど、不安は取り除いておきたいので、よしころんが常備している胃薬を飲んでもらって出発。
三俣山荘をあとに登り始めました。 もう登るしかないよ!
三俣山荘、あんなに遠くなっちゃった。
ふだんよりゆっくりペースで登ってきましたが、パートナー大丈夫そうです。 ここまでくればあと一息!
コースタイム内で鷲羽岳到着~\(^o^)/ パートナーがんばりました!!(鷲羽岳 標高2924m)
イワツメグサ と イワギキョウ♪
岩苔乗越
鷲羽岳でランチのあと、ワリモ岳、ワリモ北分岐を経て岩苔乗越へ到着。
この場所は今までで一番辛かった山行の思い出の分岐です。
昨年、高天原から大雨の中3時間かけて登ってきたこの場所。 あの日この場所で見えていたのはこの黄色い道標だけ。
まわりはガスで真っ白でした。
晴れているとこんな景色だったんだね・・・ 2人してしみじみとまわりの景色を見渡しました。
昨年大雨の中、この分岐の少し手前で合流した水晶方面へ向かうパーティーと雲ノ平方面へ向かう私達。
この分岐でお互いの無事を祈りつつ、それぞれの向かう方向に分かれました。
あの日ここから黒部源流を経て三俣山荘へと続く登山道はすでに通行できる状況ではなかったとあとで知りました。
稜線コースだったパーティーと私達はまだ運がありました。
それでもこのあと雲ノ平山荘が見えてくるまでの約2時間、緊張し通しだった雨とガスの稜線歩き。
一生忘れることのできない思い出の分岐です。
シロバナニガナ♪ ウサギギク と ヨツバシオガマ♪
ミヤマトリカブトとは少し違うみたい?
??? のお花 → ミヤマアカバナ♪ (sizukuさん、ありがとう^^)
実は昨年大雨のなか、このあたりにたくさんの花が咲いていることには2人して気づいていました。
トリカブトにヨツバシオガマ、ウサギギク・・・ あぁ、ここは花道なんだ。
沢になった登山道、そして横殴りの雨の中、2人そう思いながら、そのことを口にすることもなく黙々と歩いた道。
今年は同じ道を温泉目指してのんびり下ります。 こんにちは。 今年も会いに来たよ♪
前半の遅れも取り戻し、ほぼ予定通り高天原山荘に到着 ^^v
さっそく温泉で汗を流しました~ \(^o^)/ (山荘から温泉まで徒歩約20分かかります。)
高天原山荘と温泉の写真は撮り忘れました ^^; ご覧になりたい方は、ぜひご自身の目で確かめに行かれてください(笑)
昨年も今年もそうでしたが、山行後、筋肉痛や疲れがなかったのはこの温泉のおかげだと私達は信じております!!
山に虹がかかりました \(^o^)/
「おぉ~!前途洋々だな~~!!」 宿泊者のおじさんが笑います^^
今日も一日ありがとうございました。 ランプの宿の夜は静かに暮れていきました。
その3に続きます♪