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2014年 夏山旅 その2 (2014年7月) [北アルプス]

【2日目】 7月23日(水)    くもり のち 晴れ

双六小屋テント場 ~ 双六岳 ~ 三俣蓮華岳 ~ 黒部五郎小舎テント場泊

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今まで歩いたことのあるルートのなかでは、ここから眺める槍ヶ岳が一番好きかな^^



1日目の夜はとても寒かったです。
外に出る際、ダウンはもちろん寒がりな私はニット帽が欲しいくらいの気温でした。

2日目4時起床。 お天気はまずまず♪
この日は全行程中で行動時間の一番短い1日。
6時に歩き始めれば、どんなにゆっくり歩いてもお昼頃には次の宿泊地、黒部五郎小舎のテント場に到着する予定。
昨年秋に同じルートを歩いているので登山道の様子も把握しており安心感もあります。
http://yoshikoronron2.blog.so-net.ne.jp/2013-10-11
朝食を食べ、テントを片づけ、一晩お世話になったテント場に一礼。 ありがとうございました m(__)m









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稜線に出る直前に1箇所だけ雪渓をトラバース(横切る)する箇所。 ステップを刻んでくれているので不安なく歩けます。









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鷲羽岳(右) 水晶岳(右から2番目) に おはようございま~す ヽ(^o^)丿










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そしていつ見てもカッコイイ槍ヶ岳にも おはようございます~ヽ(^o^)丿










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このまま真っ直ぐ槍ヶ岳まで歩いていけそうな、そんな気持ちになるね♪










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富士山と一緒で槍が見えていると槍ばかり撮ってしまいます。(ちなみにどちらも山頂には未踏 ^^;)










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振り返って双六岳からテクテク歩いてきた登山道。 右端の美しい山容のお山は笠ケ岳(未踏)










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これから向かう三俣蓮華岳付近。 稜線上を何匹もの龍が駆けぬけていく。





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あのあたりを歩く頃にはもう少し風が収まってくれているといいな・・・(ダメでした^^;) 左奥に見えているのは 薬師岳。










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強風地帯を抜けて 三俣蓮華岳より望む黒部五郎岳。 ここから一気に下ります、下ります~~。










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槍が遠くなって・・・










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五郎が近づいてきます♪

画面のやや左、五郎を望める小高い丘の上に数人の人が写っているのが分かるでしょうか。
あの方たちはNHKで毎週日曜朝に放送されている 「さわやか自然百景」 のスタッフさん(3人)。









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チングルマの写真を撮っていると、「どこか他にもお花畑ありましたかね~?」女性ディレクターさん。
「双六からの稜線上にずっとクロユリが咲いてましたけど、お花畑としては今日歩いてきたなかではここが一番綺麗でした。」
「そうですか。 今年は雪が多くてお花遅れてるみたいで・・・」
スタッフさんたちは3日前に折立から入山。 太郎平を経て黒部五郎小舎に。 計10日間滞在されるそうです。
黒部五郎の放送、このときは8月終わり頃と伺いましたが、8月の放送予定には載っていないので、9月初旬かな。
また分かり次第お知らせしますね^^









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撮影されていた場所から 黒部五郎 を1枚^^










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お昼ごろ無事黒部五郎小舎到着~ヽ(^o^)丿 テント泊の受付を済ませ、とりあえず麦酒! くぅぅぅ~ 美味い!!(笑)

2人して1日目の疲れが若干残っていたこともあり、このあと暫しテントで爆睡 ^^;










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ここでよしころん、またやってしまいました ^^;

お昼寝から起きて、『さぁ小屋まわりのお花をマクロでゆっくり撮りましょう~~~』 レンズケースからレンズを出すと・・・
何故か標準レンズが・・・  あちゃ~~ またやった・・・↓ ↓ ↓  
ザックに入れる前にレンズの種類をきちんと確認しましょう~~ ^^;
ということで今回の旅の写真は24~70㎜ F2.8レンズのみで撮っています。 (思った以上に寄れてniceなレンズ^^v)









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あんなにいいお天気だったのが、お散歩しているうちにどんどんガスが濃くなってきました。










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天気予報は下り坂・・・  明日歩けるかなぁ・・・










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低い雲が垂れ込めて、もちろん星は全くみえません ToT

向こうの稜線に星のような光が写っているのは薬師岳山荘の明かり。
翌日計画通り歩くかどうかは翌朝の天候で決めることに。 予備日を設けてあるので悪天の場合は停滞です。
ほどなく小屋の明かりが消え、テントに戻った途端雨が降り始めました。









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【3日目】 7月24日(木)    雨 + 風

大雨のため早朝にテント撤収 黒部五郎小舎にて終日停滞 黒部五郎小舎泊



雨はパラパラと降り始め、やがてバラバラからボタボタと・・・
空から石でも降っているのかと思うほどの大粒な雨が降り始め、風も吹き始めました。
大きな雨音と風に 『こりゃ明日は無理だわね・・・』 そう思いながら朝までウトウトと眠りました。

午前4時。 一応外の様子を確認。
小屋も見えないくらいガスで真っ白。 雨も風も強い。 迷うことなく停滞決定~
前夜4張りあったテント、1張りなくなり私達含めて3張りになっていました。 
1組だけはこの悪天のなか出発されたようです。

停滞は決めたもののとにかく激しい雨で、トイレに行くのさえ一苦労。
上下のレインウェアを着て、登山靴を履いて、激しい雨風のなか小屋横のトイレまで歩かなければなりません。
それだけでも大変なのですが、テントに戻ってきても濡れたレインウェアを干すことも乾かすこともできません。
この天候でテント内で1日過ごすのは無理と判断。
朝食の提供が終わり小屋スタッフさんの仕事がひと段落するであろう7時頃、テントを撤収し小屋に逃げ込みました。
(それまでトイレも我慢^^;)

前夜小屋泊の方はみなさん出発されたようで、この時点で小屋にいるのはNHKスタッフさんと私達夫婦の5人のみ。
テン場から逃げ込んできた私達に小屋の方はとてもよくしてくださいました。
乾燥室には雨で濡れたものを貸切状態で干させていただき、部屋の準備ができるまで談話室で温かいお茶を飲めるよう用意してくださいました。
「山小屋って本当ありがたいねぇ・・・」 悪天だと山小屋のありがたさが身に沁みてきます。 
午後になるとずぶ濡れの登山者が次々と到着するのですが、
「ここの小屋の方はとても親切ねぇ」 お話ししたみなさん口をそろえて言われていました。

早めに小屋に移動したおかげで談話室で本を読んだり、NHKスタッフさんとお話ししたり、お昼寝したり、おかげで1日ゆっくりと休養することができました。
そのあいだも雨は止むことなく降り続いています。
お昼すぎ、テント場に2張り残っていたうちの1組がやはり小屋へと移動されてきました。

そしてこの日はブログでやりとりしているCARRERAさんが新穂高から黒部五郎小舎に来られる予定の日。
15時頃から玄関前のテーブルに座り、受付される方をチェックしていたのですが(笑) それらしき方は来られません。
『この天気だからねぇ。 計画変更されたか、来れて三俣くらいまでかね・・・』
翌日判明しますがCARRERA隊、やはりこの日は行程短縮。 テント泊もやめて双六小屋に泊まられたそうです。
http://digital-nature-photo.com/

今から考えれば時間はたっぷりあったので、小屋の様子を写真に撮っておけばよかったのですが、すっかりまったりモードに入ってしまい、人もカメラも完全休養。
丁寧にお掃除された室内、清潔なお布団、美味しい食事、親切なスタッフ♪
少し遠いのですが黒部五郎小舎にはお礼方々ぜひまた訪れてみたいと2人思っています。
この日の悪天、停滞、快適な小屋のおかげで1日目の疲労は完全に解消できたのでした ^^v


その3に続きます ^^v


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