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鹿島槍ヶ岳に… 届かなかった訳① (2015年8月) [北アルプス]

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燃ゆる剱岳 (撮影2015年8月19日)



※今回の記事はふだんより文章が多めです ^^;














8月18日(火)    くもり 時々 晴れ のち ガス

扇沢無料駐車場 ~ 柏原新道登山口 ~ 種池山荘(テント泊)



午前7時 扇沢無料駐車場。 
生薬系のドリンク剤を一気に飲み干した。
年に数回、体調不良時にお世話になるよしころんのいわゆる特効薬。

食物に対するアレルギーは皆無なのだけど、こと薬に関して私の体はことごとく拒否をする。 市販の風邪薬でさえも。
体調不良の際服用できるのは生薬や漢方系のものにほぼ限られる。
やや風邪気味だった体にいつものように「喝」を入れて欲しかったのだけど・・・

計画では初日のうちに柏原新道を経て種池山荘~爺ケ岳~冷池山荘まで歩く。休憩込7時間半の行程。
しかし頼りだった特効薬の効き目は1時間半前後でみるみるうちになくなってきた。
柏原新道、登山口から種池山荘までの標高差は約1000メートル。コースタイムは約4時間。よく整備された歩きやすい登山道。
急登もあるけれど、ところどころ平坦な箇所もあり、ふだんの体調であれば急登で上がっていた心拍数がそこで落ち着いて、自分のペースを保つことができる。
登り始めて2時間は経っただろうか。 
ふだんのペースよりかなりゆっくり歩いているにもかかわらず、どうにも心拍数が下がらない。息苦しい。
仕方なく一旦立ち止っては水分を補給し深呼吸をしてなんとか酸素を体に取り込もうとするのだけど焼け石に水だ。
いつもはそう汗をかくほうではないのだけれど、汗はぽたぽたと流れ落ち、目の前にはチカチカと星が飛び続けている。
一度しゃがんでしまうと二度と立ち上がれないような気がしたので、立ったままストックに頭をつけては休む。

「どうする? 下山する??」 見るに見かねたパートナーが声をかけた。
『種池山荘までは登る・・・』 よしころん。 

種池山荘まではあと1時間前後のはず。頭痛はない。吐き気もない。大丈夫、登れる! 
今までの経験値と体力貯金が教えてくれた。 
息を深く吸ってとにかくゆっくりと。でもできるだけ休まずに一歩一歩・・・ 
登山口から4時間弱、11時前息絶え絶えで種池山荘に着いた。

『ごめん、今日はこれ以上は無理・・・』 よしころん
「もちろんだよ。その体調でよく登ったよ。しかもほぼコースタイムだし。」 パートナー。

初日は種池山荘のテント場に滞在し、翌日の体調で下山するかもう1日留まるか決めることに。
2泊3日テント泊装備、ザック重量はパートナー19.5キロ。よしころん15キロでした。














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小屋でテントの受付を済ませ、ポカリスエットを一気に飲み干した。
テント場にはまだ他にひと張のみ、プライベートを確保できるいい場所を確保できた。
木々に囲まれているので眺望は望めないけれど風の影響が少ない。全体的に平坦地でトイレも近い快適なテン場だ。
(一人一泊¥600、連泊すると二泊目は¥400に)
テントを設置しているうちに心拍数は少しずつ落ち着いてきたけれど、まだ血中酸素量が足りないようで頭がぼんやりしている。


【出逢いその1】

ふと登山道に目をやると見覚えのあるラムダのカメラザックを背負った男性の後ろ姿。

『あれ、先生のような気がする・・・ ちょっと声かけてみるね。』

『菊池先生~~! 』 かなぁ・・・

「おぉ~ 今日からだっけ!?」 やはり師匠 山岳写真家の菊池哲男プロでした。
(菊池先生が顧問のTKフォトクラブによしころんは所属。クラブでは山行計画をメンバーで共有しているのです)

体調不良でこの日の行程は種池山荘までに短縮した旨を伝える。
先生は小屋で昼休憩をされるそうなのであとで小屋で合流することに。














種池山荘より


【再会その1】

小屋の女性スタッフも交え、菊池先生、パートナー、よしころん 歓談していると・・・

「前にどこかでお会いしましたよね。」 女性スタッフのFさん。

『ん~~ どこでかなぁ・・・』 思いだせないよしころん夫婦。

「そうだ・・・雲ノ平・・・ 高天原から歩いてきてましたよね!」

『あの大雨のとき??』

「そうそう! 間違いないです!! 思いだしました!!!」

まだ目の前にいるFさんと雲ノ平での記憶が結びつかないよしころん夫婦。

『ひょっとして、その頃ってちょっと個性的な髪形じゃなかった!?』 よしころん。

「そうです!そうです!!」

『あああああ~~~!!!! お布団がとなりだったソロの女の子!』 よしころん夫婦。

あのときの個性的な髪形の女の子と頭に手拭いを巻いたFさんがなかなか結びつかなかったのですが~
Fさんはその後山好きが高じていくつかの山小屋で勤務。 種池山荘は2年目なのだそう。
筋金入りの山バカぶりです(笑)
こんなことって現実にあるのですねぇ。 もうびっくりです。

よしころん、この頃になると食事も摂れるほどに体調回復していました。

Fさんは登場していませんが、このときの記事はこちら
http://yoshikoronron.blog.so-net.ne.jp/2011-09-08














          
菊池先生と^^







          
Fさんと^^

お2人のおかげで、よしころん体調不良だったことも忘れるくらい楽しい時間を過ごさせていただきましたヽ(^o^)丿
菊池先生はこのあと柏原新道で下山されました。体調に不安のあるよしころんに以下の指示を残し。
軽い高山病の症状にて
・とにかく水分を補給すること!(体調が悪いときは吸収のよいスポーツドリンクがベスト)
・うかつに眠ると呼吸数が落ちて症状悪化の恐れがあるので、このまま15時をすぎるまでは寝ないこと!
・明日は無理をしないこと!














菊池先生とFさんに教えてもらったお花畑を散策♪







  
左 : ハクサンフウロ                右 : ノビネチドリ







ウサギギク







  
左 : ミヤマバイケイソウ               右 : クルマユリ


※続きます~^^


余談・・・

先生が下山する直前、中高年の女性グループが到着。
小屋の方が 「有名な山岳カメラマンの方なんですよ~」 とみなさんに紹介。
あっというまにおばちゃまたちに囲まれる菊池先生。

『山岳写真家』って紹介してくれないとね・・・のちほどボソッとつぶやく先生。

そんな有名山岳写真家に小屋のスリッパを出させ、ランチのトレーを下げさせてしまったよしころん夫婦なのでした ^^;


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2015年 夏山旅 その1 (2015年7月) [北アルプス]

7月27日(月)    晴れ のち くもり 


1日目 : 穂高駅 ⇒ 中房温泉(バス移動)

中房温泉 ~ 合戦小屋(スイカ) ~ 燕山荘(昼食) ~ 切通岩 ~ 大天井岳(大天荘泊)



晴天続きだった天気予報が直前になって変わった。 どうやら台風12号の影響らしい。
長い山旅の前はいつも以上に天気予報をチェックするのだけど、台風がどんどん近づいてきているにもかかわらず、晴天予報。
台風の影響がないわけないよねぇ・・・
天邪鬼のわたしはずっと疑ってかかっていたのだけど、どうやらその予感は当たったようだ。 

深夜の高速道路を走りながらラジオの天気予報とスマホの天気予報をチェック。
1日目の夕方から2日目の午前中は雨の確率が高くなった。
穂高駅駐車場で中房温泉行の始発バスを待ちながら作戦会議。
明日雨の中テント装備で長時間歩くのは辛いよね・・・ 今日は夕方までお天気はもちそうだよ。
燕岳から大天井岳へは2年前に歩いたことがあるためルートの様子も分かっている。
切通岩までは緩やかにアップダウン、大天井岳への最後の登りがちょっとキツかったな。
わたしたちのペースでは初日の行程が約3時間半プラスになるけれど、燕山荘を12時に出れば遅くとも16時までには大天井岳に着くはず。
雨予報となった2日目の行程を軽くするべく、燕山荘まで登ってみて、その時点で余力があれば初日のうちに大天井岳まで行ってみよう!

6時半中房温泉登山口をスタート。体力温存と時間短縮のため、稜線にたどり着くまでカメラはザックに片づけました。






              
燕山荘見えた~♪ (iphone5)















          
相変わらず美しい山容の燕岳♪ (iphone5)















              
うはは~ ヽ(^o^)丿 (iphone5)















左 : 合戦小屋のスイカ♪  、     中 : ビーフシチュー & カレーライス 、   右 : 大好きな畦地梅太郎さんの版画♪

11時のランチ営業開始前に燕山荘に着いてしまったため小屋内の食堂でのんびり休憩させていただきました♪















燕岳を振り返るパートナー(iphone5)

がっつり食べて、のんびり休憩もでき充電完了!
燕山荘内に掲示されていた最新の天気予報でも夕方から明日の朝にかけて雨模様。
11時半、初日はがんばって大天井岳まで足を進めることにしました。
幸いなことに燕岳付近では携帯の電波がきていたので、初日の宿泊地変更を娘たちに知らせておきました。














コマクサは常念岳の手前付近まで、上にも下にも見飽きるほど咲いていましたよ^^

この2日間で一生分のコマクサに会ったかな~(笑) (iphone5)















槍ヶ岳もだんだんとオドロオドロしい雰囲気に・・・

そろそろカメラ出してもいいんじゃない~ : パートナー。
お天気も下り坂だし、槍の穂先には雲がかかりがち・・・ 今日はもうスマホでいいかなぁと思っていたのですが、やはりめったに来られる場所ではないので、よしころん よっこらしょとザックからカメラを取り出しました ^^;














             
眼下に見える梯子付近が切通岩。 あそこから大天井岳まで一気に標高を上げる。

前回このコースを歩いたのは2年前。 大天井岳から西岳、槍ヶ岳を経て上高地に至るいわゆる表銀座縦走。
http://yoshikoronron2.blog.so-net.ne.jp/2013-09-26
前回は早朝に歩いたためか、燕岳から切通岩までの記憶がほぼ抜けていたのですが、やはりそう楽な道のりではありませんでした ^^;














翌日歩く常念岳へと続く縦走路

15時半、大天荘に到着。 雨の中のテント泊は雨音で眠れないし撤収も辛いのでこの日はあっさり小屋泊に変更~(笑)
ここ大天荘から次の幕営地常念小屋までは約3時間。
翌日は雨の様子を見て最悪ここを12時に出発しても15時過ぎには着けるはず。
真夜中からほぼ寝ずの移動、テント装備で中房温泉から一気に大天井岳までの行程は決して楽ではなかったけれど、ここまで歩いたことで明日はたとえ終日雨でも行動はかなり楽になる。
初日に頑張った分、翌日の行程に対する精神的安堵感は大きなものがありました。














明日もよろしくお願いします♪

夜半過ぎ、屋根に打ちつける大きな雨音で目が覚めました。
『この雨だとテントではとても眠れないな・・・ 初日からちょっと贅沢したけれどやはり小屋泊にしてよかった・・・』
そんなことを思いながらいつのまにかまた眠りについていました。






………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………


7月28日(火)    ガス のち 晴れ

大天荘 ~ 東天井岳 ~ 横通岳 ~ 常念小屋 テント場泊


午前7時半、降っていた雨もあがり上空には青空が見え始めたので小屋を出発しました。 大天井岳はガスに巻かれています。















5分もたたないうちに・・・(@_@。 出発前に山頂踏んでおけばよかった・・・















天候は急激に回復[晴れ] 翌日目指す常念岳も見えてきました^^















もちろん槍もね ^^v















はい! ポーズヽ(^o^)丿















ほら、あそこ!ライチョウがいるよ!! ヒナも!!! お花畑の斜面を歩いているとき、パートナーが見つけてくれました♪

上に見えているハイマツの中に巣があるのでしょう。 お母さんと3羽のヒナが確認できました。
4羽が食事をする様子をしばらく眺めていました^^














常念岳の麓、ガスの下にこの日の目的地常念小屋が見えてきました。

11時前に常念小屋到着。 ほぼ一番乗りでテント設営です。
しかしやはり前日の疲れが残っていたのでしょう。 よしころん、眠くて眠くて仕方がありません。
昼食後、小一時間ほど昼寝タイム~ zzz
早く着いた分、その後もゆっくりのんびり過ごすことができました♪














左 : ホシガラス                右 : ミヤマアキノキリンソウ















わぁ~ もうオヤマリンドウが咲いてる~~~(><)

白いお花はミヤマコゴメグサ♪ すでに秋のお花も咲き始め・・・ 山の夏は本当に短いのですねぇ。
この日は月明かりの美しい夜でした。


※その2に続きます^^


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上高地 初夏 その2 (2015年5月) [北アルプス]

日中の大正池はこんな雰囲気♪

大正池でボート♪
 
羨ましいくらい優雅な時を過ごしているお二人さん[黒ハート]















美しいなぁ・・・















焼岳















新緑からあふれ出るエネルギーがそこここにみなぎっている感じ。















このあたりはすでに緑が落ち着きはじめていました。















カモもいたよ ^^v














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大正池 (6.1 追加画像)








【 御礼 】

告知しておりました「第6回 TKフォトクラブ作品展」会期中延べ1000名を超える方々にご来場いただき、好評のなか5月28日終了いたしました。
ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。
山を愛し、写真を愛する菊池先生、会員共々研鑽に努めたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。



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神降地 (2015年2月) [北アルプス]

釜トンネル入り口 ~ 大正池ホテル ~ 田代池 ~ 田代橋 (往復)

やはりここは神の領域なのでしょう・・・





午前6時半。 沢渡の冬季無料駐車場。 タクシーは7時に予約してある。
夏、釜トンネルより先に一般車両は入ることはできないため沢渡でバスやタクシーに乗り換えて上高地に入る。
冬のこの時期になると釜トンネルより先に入れるのは工事車両のみ。 タクシーで送迎してもらえるのも釜トンネル前までとなる。

そろそろ準備をしようか。 車の外に出るとほぼ同時にタクシーがやってきた。 予約した会社のタクシーだ。
人のよさそうな運転手さんがおりてきて 「本当は6時希望だったと伺いましたので、少しでも早くと思いまして。」

『わぁ~ ありがとうございます。 すぐ準備しますので、少し待ってください。』

前日予約の電話を入れた際、「う~ん、オフシーズンの平日なのでどんなに早くても7時ですね。」 
ということで7時予約でお願いしていたのだけど、運転手さん予約の時間より30分も早くきてくださったのでした。

急いでスパッツをつけ、厳冬期のレイヤリング。 フェイスマスク、ネックウオーマーにオーバーグローブ。
お湯を入れたテルモスは冬の必需品。。 あ、ヘッドライトもすぐ出せるようにしておかないと。

『お待たせしました。 よろしくお願いします。』
「駐車場で-15℃だったので山は-20℃くらいでしょうね。 今日はきっと霧氷が綺麗ですよ。」
帰りはバスで駐車場まで戻るつもりにしていることを運転手さんに伝える。
「わたし今日はこのあたりにいますので、もしバスを逃したら迎えにきますから、ここに電話してください。」
運転手さんの名刺をいただいた。 これでもしもの場合の足も確保できた。 ありがたい。

冬の上高地、夏とは全く違う場所に来たかのような静けさに包まれています。
人はおろか、夏あんなに走っているタクシーもこの時期は全く見当たりませんから。

午前7時、ヘッドライトを点けて真暗な釜トンネルを2人歩き始めた。









完璧な青空に白銀の穂高が現れる。 うわぁ。 すごい・・・ 身震いするほどの美しさだ。










気温-20~23℃










なにもかも時を止めて凍りついている。










いままでも-20℃前後の経験はあるけれど、この日の寒さはこれまでの経験値を越えた。
立ち止った途端、指先から固まっていくような感覚。 
もちろん吐く息でまつ毛は凍るし、フェイスマスクなしで鼻から息を吸うと鼻の奥が冷気でくっついてしまう。 
これぞまさに凍てつく寒さ。 山で初めてカイロを使用しました。









大正池から毛嵐が立ち上っています。










焼岳

ふだん私が写真を撮っているあいだは近くで待ってくれているパートナー。
「ゴメンとてもじっとしてられないから先に田代池に向かって歩いてるわ。」

よしころんカメラのファインダーに集中しているときは寒さを感じないのだけど、シャッターを押した途端強烈な寒さが襲ってくる。
「おぉぉ~~ 寒い~~~~。」 立ち止っては撮りを繰り返し、三脚を抱えながらやや小走り気味にパートナーを追いかける。









田代池

田代池に着くとパートナーと松本から来られたという2人の男性が待っていました。

「ナイスタイミイグで来たね~。 あと15分くらいで素晴らしい景色が見られるよ。」
『わぁ~ 楽しみです♪』

カメラをセッティングして待つこと約30分(笑)
「ほらすぐそこまで日差しが来たよ。」 木々の先端が宝石のようにキラキラと輝き始めました。









一体なんという美しさなのでしょう。 形容する言葉が見つかりません。 神々しいとはこういうことなのかもしれません。










山の神さま、ありがとうございます。










               
太陽の日差しとともに霧氷は少しずつ融け始めます。










霧氷がはらはらと舞い落ちているのが分かりますか。










              
コガラちゃんは朝食に忙しそう♪










4号はオバQ風(笑)

冬の上高地はまさに神降地なのだということを体感できた思い出深い山行となりました。


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2014年 夏山旅 その2 (2014年7月) [北アルプス]

【2日目】 7月23日(水)    くもり のち 晴れ

双六小屋テント場 ~ 双六岳 ~ 三俣蓮華岳 ~ 黒部五郎小舎テント場泊

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今まで歩いたことのあるルートのなかでは、ここから眺める槍ヶ岳が一番好きかな^^



1日目の夜はとても寒かったです。
外に出る際、ダウンはもちろん寒がりな私はニット帽が欲しいくらいの気温でした。

2日目4時起床。 お天気はまずまず♪
この日は全行程中で行動時間の一番短い1日。
6時に歩き始めれば、どんなにゆっくり歩いてもお昼頃には次の宿泊地、黒部五郎小舎のテント場に到着する予定。
昨年秋に同じルートを歩いているので登山道の様子も把握しており安心感もあります。
http://yoshikoronron2.blog.so-net.ne.jp/2013-10-11
朝食を食べ、テントを片づけ、一晩お世話になったテント場に一礼。 ありがとうございました m(__)m









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稜線に出る直前に1箇所だけ雪渓をトラバース(横切る)する箇所。 ステップを刻んでくれているので不安なく歩けます。









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鷲羽岳(右) 水晶岳(右から2番目) に おはようございま~す ヽ(^o^)丿










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そしていつ見てもカッコイイ槍ヶ岳にも おはようございます~ヽ(^o^)丿










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このまま真っ直ぐ槍ヶ岳まで歩いていけそうな、そんな気持ちになるね♪










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富士山と一緒で槍が見えていると槍ばかり撮ってしまいます。(ちなみにどちらも山頂には未踏 ^^;)










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振り返って双六岳からテクテク歩いてきた登山道。 右端の美しい山容のお山は笠ケ岳(未踏)










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これから向かう三俣蓮華岳付近。 稜線上を何匹もの龍が駆けぬけていく。





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あのあたりを歩く頃にはもう少し風が収まってくれているといいな・・・(ダメでした^^;) 左奥に見えているのは 薬師岳。










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強風地帯を抜けて 三俣蓮華岳より望む黒部五郎岳。 ここから一気に下ります、下ります~~。










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槍が遠くなって・・・










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五郎が近づいてきます♪

画面のやや左、五郎を望める小高い丘の上に数人の人が写っているのが分かるでしょうか。
あの方たちはNHKで毎週日曜朝に放送されている 「さわやか自然百景」 のスタッフさん(3人)。









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チングルマの写真を撮っていると、「どこか他にもお花畑ありましたかね~?」女性ディレクターさん。
「双六からの稜線上にずっとクロユリが咲いてましたけど、お花畑としては今日歩いてきたなかではここが一番綺麗でした。」
「そうですか。 今年は雪が多くてお花遅れてるみたいで・・・」
スタッフさんたちは3日前に折立から入山。 太郎平を経て黒部五郎小舎に。 計10日間滞在されるそうです。
黒部五郎の放送、このときは8月終わり頃と伺いましたが、8月の放送予定には載っていないので、9月初旬かな。
また分かり次第お知らせしますね^^









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撮影されていた場所から 黒部五郎 を1枚^^










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お昼ごろ無事黒部五郎小舎到着~ヽ(^o^)丿 テント泊の受付を済ませ、とりあえず麦酒! くぅぅぅ~ 美味い!!(笑)

2人して1日目の疲れが若干残っていたこともあり、このあと暫しテントで爆睡 ^^;










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ここでよしころん、またやってしまいました ^^;

お昼寝から起きて、『さぁ小屋まわりのお花をマクロでゆっくり撮りましょう~~~』 レンズケースからレンズを出すと・・・
何故か標準レンズが・・・  あちゃ~~ またやった・・・↓ ↓ ↓  
ザックに入れる前にレンズの種類をきちんと確認しましょう~~ ^^;
ということで今回の旅の写真は24~70㎜ F2.8レンズのみで撮っています。 (思った以上に寄れてniceなレンズ^^v)









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あんなにいいお天気だったのが、お散歩しているうちにどんどんガスが濃くなってきました。










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天気予報は下り坂・・・  明日歩けるかなぁ・・・










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低い雲が垂れ込めて、もちろん星は全くみえません ToT

向こうの稜線に星のような光が写っているのは薬師岳山荘の明かり。
翌日計画通り歩くかどうかは翌朝の天候で決めることに。 予備日を設けてあるので悪天の場合は停滞です。
ほどなく小屋の明かりが消え、テントに戻った途端雨が降り始めました。









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【3日目】 7月24日(木)    雨 + 風

大雨のため早朝にテント撤収 黒部五郎小舎にて終日停滞 黒部五郎小舎泊



雨はパラパラと降り始め、やがてバラバラからボタボタと・・・
空から石でも降っているのかと思うほどの大粒な雨が降り始め、風も吹き始めました。
大きな雨音と風に 『こりゃ明日は無理だわね・・・』 そう思いながら朝までウトウトと眠りました。

午前4時。 一応外の様子を確認。
小屋も見えないくらいガスで真っ白。 雨も風も強い。 迷うことなく停滞決定~
前夜4張りあったテント、1張りなくなり私達含めて3張りになっていました。 
1組だけはこの悪天のなか出発されたようです。

停滞は決めたもののとにかく激しい雨で、トイレに行くのさえ一苦労。
上下のレインウェアを着て、登山靴を履いて、激しい雨風のなか小屋横のトイレまで歩かなければなりません。
それだけでも大変なのですが、テントに戻ってきても濡れたレインウェアを干すことも乾かすこともできません。
この天候でテント内で1日過ごすのは無理と判断。
朝食の提供が終わり小屋スタッフさんの仕事がひと段落するであろう7時頃、テントを撤収し小屋に逃げ込みました。
(それまでトイレも我慢^^;)

前夜小屋泊の方はみなさん出発されたようで、この時点で小屋にいるのはNHKスタッフさんと私達夫婦の5人のみ。
テン場から逃げ込んできた私達に小屋の方はとてもよくしてくださいました。
乾燥室には雨で濡れたものを貸切状態で干させていただき、部屋の準備ができるまで談話室で温かいお茶を飲めるよう用意してくださいました。
「山小屋って本当ありがたいねぇ・・・」 悪天だと山小屋のありがたさが身に沁みてきます。 
午後になるとずぶ濡れの登山者が次々と到着するのですが、
「ここの小屋の方はとても親切ねぇ」 お話ししたみなさん口をそろえて言われていました。

早めに小屋に移動したおかげで談話室で本を読んだり、NHKスタッフさんとお話ししたり、お昼寝したり、おかげで1日ゆっくりと休養することができました。
そのあいだも雨は止むことなく降り続いています。
お昼すぎ、テント場に2張り残っていたうちの1組がやはり小屋へと移動されてきました。

そしてこの日はブログでやりとりしているCARRERAさんが新穂高から黒部五郎小舎に来られる予定の日。
15時頃から玄関前のテーブルに座り、受付される方をチェックしていたのですが(笑) それらしき方は来られません。
『この天気だからねぇ。 計画変更されたか、来れて三俣くらいまでかね・・・』
翌日判明しますがCARRERA隊、やはりこの日は行程短縮。 テント泊もやめて双六小屋に泊まられたそうです。
http://digital-nature-photo.com/

今から考えれば時間はたっぷりあったので、小屋の様子を写真に撮っておけばよかったのですが、すっかりまったりモードに入ってしまい、人もカメラも完全休養。
丁寧にお掃除された室内、清潔なお布団、美味しい食事、親切なスタッフ♪
少し遠いのですが黒部五郎小舎にはお礼方々ぜひまた訪れてみたいと2人思っています。
この日の悪天、停滞、快適な小屋のおかげで1日目の疲労は完全に解消できたのでした ^^v


その3に続きます ^^v


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2014年 夏山旅 その1 (2014年7月) [北アルプス]

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パートナー、今年は5日間の夏休みをいただくことができましたヽ(^o^)丿
さてさてどこを歩きましょうかね~♪
縦走登山の際、わたしたちは出来るだけ予備日を設けて計画をたてることにしています。
今回は3泊4日(予備日1日)での計画と準備。 候補は3パターン 北ア方面、南ア方面、東北方面。
東北方面は天候が安定せず数日前に候補から消え、出発前日に決定していたのは天候が一番安定していそうな南ア方面。
丹渓新道 ~ 仙丈ケ岳 ~ 間ノ岳 ~ 北岳    小屋1泊、テント2泊のプランでした。

南ア計画、初日宿泊予定の仙丈ケ岳にはテント場がないため小屋泊予定。
前日朝、意気揚々と山頂直下の仙丈小屋に予約の℡を入れると・・・ 
「明日は学校登山が入っていていっぱいなんですよ~」

えぇぇ~~~! 夏休みとはいえまさか平日に予約がとれないとは想定外(><)
2日目の行程が少し長くなるけど少し標高の低い場所にある馬ノ背ヒュッテに℡。 こちらは予約可能。
念のため初めて登る丹渓新道の様子を訪ねてみると・・・
「今年はヒルが多くて登山道の整備がいまだに全くできていないので、ちょっとお勧めできませんねぇ・・・」

じぇじぇじぇ~~~(><) 
「丹」 にはヒルがつきものなのか・・・  南ア計画、ヒルに撃沈・・・
こうして第2プランだった北ア裏銀座縦走が繰り上がり当選とあいなったのです(笑)










【1日目】 7月22日(火)    くもり 時々 晴れ

新穂岳温泉無料駐車場 ~ わさび平 ~ 鏡平 ~ 弓折乗越 ~ 双六小屋(テント泊)

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わさび平の先に突然現れた大雪渓にビックリ (@_@。





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ぱっと見た感じは雪のようですが、実はもうガチガチの氷の塊。 階段がなければ、早々にここで敗退だったことでしょう~^^;









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新穂高から双六へのこのルートを歩くのは今回で3回目。 危険箇所もなく歩きやすい登山道ではあるのですが、長くて暑い・・・
そして何度歩いても辛く感じるのが登山道に取り付くまでの平坦な林道歩き。









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テント装備の重いザックが肩と腰にずっしり。 重い・・・ 暑い・・・ 辛い・・・  ザック今日はなんでこんなに重いんだろ。 
調子悪いのかな。 何度も歩いているルートなので、この先の長さが分かるだけ余計に辛い。 
今思うとこの日は祖父も担いで歩いていたのかもしれません。









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ようやく秩父沢。 雪解けの冷たいお水を補給。










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辛い道のりでもお花が咲いているとやはり嬉しい。










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雪解け直後の場所に見たこともないくらい沢山のサンカヨウが群生していました。










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キヌガサソウも一生分くらいたくさん会いました!!





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こちらはピンクちゃん♪










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鏡平到着~~~  パートナー、ここでのお楽しみはこれ!!  ちめたくて本当に美味しいの♪
雲がかかってしまい、残念ながら鏡池からの美しい槍穂の姿を拝むことはできませんでした。
ここまでは重い荷物に喘ぎながらもほぼ計画時間内で歩くことができていましたが、このあと急激に失速してしまいました。









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分かりづらいですが、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ、マイヅルソウが一緒に咲いていたので^^










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5日間の行程中で一番お花が咲いていたのはこのあたりでした^^
(弓折乗越の先、砂地にベンチのあるあたり)










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クロユリ平にて

今回歩いたルートのなかで、鏡平から弓折乗越までの急登が個人的には一番辛かったです。
いままではそんなに辛いと感じたこともなかったので、やはり体調的なこともあったのかもしれません。
(ルート的には4日目の黒部五郎小舎~薬師峠のほうがアップダウンもあり距離も長いと思われます)




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クロユリ平でクロユリを見たのは初めてでした♪ たくさんのクロユリが今を盛りと咲き誇っていました。





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クロユリ平で私が写真を撮っているあいだ、パートナーは後からきた山岳警備隊の方とクマの話をしていたのだそう。
「クマと駆けっこしても絶対勝てないよ!」 だそう ^^;

自分たち計画時間より30分遅れ、かつてないくらいヘロヘロになりましたが、なんとか無事双六小屋テント場に到着。
17時頃テント前で2人夕飯を調理しながら、よしころんふと上のほうを見ると・・・









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ク、ク、クマがいる~~~~~!! (*_*;

「ほら、ボーっと見てないで、カメラ!カメラ!!」 パートナー。  よしころん、あわわわ~~~~ ギリギリ間に合いました ^^;
クマはテント場のすぐ上の雪渓をゆったりと横切っていきました。
私達がテントを張っていた場所からは直線距離で300メートル前後でしょうか。
山でテント泊をされる方、山は彼らの領域です。 食糧等は必ずテントの中に片づけましょう。









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夕方、クマを見かけたばかりだったので、夜一人で外に出るのは少し怖かったのですが、テントのすぐ横で星撮り☆彡






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お星さま、まだまだ思うようには撮れませんが、めげずにがんばりますぅ~~ ^^;


その2に続きます ^^v
次回記事からはコメント欄開けると思います。 ご訪問遅れがちでコメントも残せていませんがご了承くださいませ m(__)m


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西穂丸山 (2014年3月) [北アルプス]

3月12日(水)    晴れ (稜線上は強風)

新穂高温泉駅 ~(RW移動)~ 西穂高口駅 ~ 西穂山荘 ~ 丸山 ~ 丸山の少し先の小ピーク (往復)


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西穂丸山まで行ってきました♪

2月に続きパートナーが連休♪   わ~いヽ(^o^)丿 せっかくだからどこか泊りで行きたいねぇ~♪

ところが初日12日のお天気は問題なさそうだけど、13日は全国的に雨予報(><)
雨や雪の中はできるだけ歩きたくないヘタレ夫婦。
検討の末、お天気のよい初日のうちに西穂丸山へ登り、山には泊まらず麓の民宿でまったり~プランに決定 ^^v









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新穂高には何度も行っていますが、今回はじめてRWに乗りました ^^; RWを乗り継ぎ一気に標高2140mへ。 
おぉ~ 雪どっちゃり~~~!






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お天気問題なし[晴れ]  樹林帯は風もなく暑いくらい。







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あれが西穂だね~! カッコイイ!!! (この日の目的地はあの稜線の右の端~ 写ってません ^^;)







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こちらは真っ白な裏銀座の稜線♪










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西穂山荘到着。 あの先が頂上稜線、強風に備えてバラクラバ等の装備を整えます。







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うっひょ~~~!







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前には独標に向かう山男たち







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やはり稜線の風は半端ない (><)










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振り返ると 焼岳。 その後ろに霞んでいるのは乗鞍岳。 







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西穂を目の前にしながら進みます。










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西穂丸山 到着~ ヽ(^o^)丿 後ろの山は笠ケ岳♪





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西穂方面♪





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人物特定できない記念撮影(笑)







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歩いてきた稜線







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10名ほどの登山者がその先へと向かっていました。 私達は丸山の少し先の小ピークまで行ってみることに。







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小ピークより丸山方面  いま立っているこの名もないピークが私達の山頂♪

『6本爪以上のアイゼンとピッケルが必要な場所には行かない』 これが自分達ルール。 そして家族との約束。
師匠から頂いた魂のピッケルは冬山でのお守り。 いつもザツクの横で私達を見守ってくれている。
まぁ言うまでもなく技量的、装備的、度胸的(笑)にも私達にはここまでなんですけどね~~~^^;






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さぁ、帰ろう。







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いつか花咲くころ、独標まで行ってみよう・・・







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お楽しみの西穂ラーメン~ヽ(^o^)丿 左 : 醤油     右 : 味噌







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そして独標を目指すときはここにテントを張ろう







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西穂をバックに 今シーズン7号 ^^v










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ロープウェイさまさまです m(__)m





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ありがとう・・・ また来ます♪





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槍の穂先もチラッと  分かりますか^^







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笠新道で笠ケ岳も登りたいね~

北アルプス、未熟な私達を迎えてくれてどうもありがとう。 花のころきっとまた戻ってきます。

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錦秋の裏銀座 (2013年10月) [北アルプス]

10月1日(火)    晴れ 時々 くもり

新穂高温泉無料駐車場 ~ わさび平小屋 ~ 鏡平山荘 ~ 弓折乗越 ~ 双六小屋(テント泊)


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今年も裏銀座を歩いてきました♪

裏銀座を歩くのは3年連続。 過去2年は夏の山歩きでしたが今回ははじめての秋山歩き♪
ただ大好きな高天原温泉と次こそは訪れたいと思っていた黒部五郎小舎は前日9月末で終了。
残念ながらどちらにも泊まることは叶いません。
大好きな裏銀座、双六のテント場を拠点に秋を楽しもう!計画としました。

※今回も三日分を一度にまとめたため写真多めになります。 どうぞお付き合いくださいませ m(__)m








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標高を上げるにつれ木々が色づきはじめました♪

新穂高温泉から弓折乗越へと続く 「小池新道」。 危険箇所はありませんが、弓折乗越までがとにかく長い・・・ 
「なんかいつもより荷物が重く感じるんだけど・・・」
林道が長いせいなのかテント装備の荷物が肩に食い込みキツイ (><)
2人してペースもあがりません・・・
「小池新道」 私達的には合戦尾根よりしんどい・・・ ↓ ↓ ↓









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それでも美しい紅葉に慰められながら登ります。










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重い荷物に苦しみながらも予定通り鏡平到着~~





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池に空が写りこんで綺麗だねぇ♪







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先に行ってお昼頼んでおいてね~~ (牛丼&カレー)  ^^v







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この景色を見ながらですので、何を食べても美味しいです ヽ(^o^)丿 名物のカキ氷は終了していて残念・・・







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さて、ここから弓折乗越までが急登。 がんばるべ!!







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まるで絵葉書のなかを歩いているようです♪





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鏡平付近の標高の紅葉が見ごろだったよう♪










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眼下に鏡平。 その向こうには大キレットも見えています。





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まるで箱庭のような鏡平♪










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弓折乗越を過ぎると稜線歩きになります。







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鏡平があんなに小さくなりました。







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槍を眺めながらの稜線歩き♪







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つい槍ばかり撮ってしまいますぅ~~ ^^; (カッコイイからね!)







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双六山荘(テント場)が見えてきました。 (うしろの山は鷲羽岳)  でもここからが結構長い・・・










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わわ! あの谷の紅葉めっちゃ綺麗~~~!!





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光が当たると輝きを増す紅葉!!!





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美しすぎるあの谷はこの世ではないのかもしれない・・・

14時半には双六小屋のテント場に到着。 テントを張ったあとはもちろん 生ビール~~~~ヽ(^o^)丿
こんな山奥で生ビールを飲めるってホントありがたい! ヤマノボラー至福の時間です。

さて明日はどうしよう・・・

西鎌尾根を槍方面に歩いてみる?
鷲羽もいいし、雲ノ平もいいね。
黒部五郎も小舎までなら行けそう。 

明日のお楽しみです♪




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10月2日(水)    くもり 時々 晴れ 午後からガス

双六小屋(テント場) ~ 双六岳 ~ 三俣蓮華岳 ~ 黒部五郎小舎 (往復)

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午前5時、東の空から猫の爪のような三日月が昇ってきました♪







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今日もカッコイイ槍ヶ岳[黒ハート]







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鷲羽岳方面







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大好きな双六岳から三俣蓮華岳へと続く稜線。 右奥のとんがったお山は笠が岳。







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何度見てもカッコイイです ^^v







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三俣蓮華岳にて♪







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わたしたちは黒部五郎岳のふもとにある黒部五郎小舎に向かうことにしました♪










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奥のお山は薬師岳。 手前は雲ノ平 赤い屋根の雲ノ平山荘も見えています♪










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三俣蓮華岳から黒部五郎小舎までは これでもか~~~~! というくらい下ります ↓





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小舎閉めの作業を行っていたので、少し離れた所で休憩させていただきました。







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小舎のまわりも秋真っ盛りでした♪

私達の足では黒部五郎岳山頂まではとても無理。 (小舎から山頂まで片道約2時間半 ここまで既に4時間以上歩いてきています)
小舎が営業しているときにまた再訪しましょう~。
これでもか~~~~! というくらい下った道を再度エイエイヤ~~! と登り返して双六のテン場まで帰りまする。









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雲の上を歩いて我が家に帰ります。










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テント場に戻ってくると なんと一軒家になってました~~ ヽ(^o^)丿 (このあと何軒も建ちましたよ)

夕方以降はガスで真っ白に、夜半からは霧雨となりました。





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10月3日(木)    霧雨

双六小屋(テント場) ~ 弓折乗越 ~ 鏡平山荘 ~ わさび平小屋 ~ 新穂高無料駐車場


前日夕方から発生したガスはやがて霧雨となり、夜が明けてもガスが晴れる様子はありません。
細かい雨の中テント撤収。 2日間ありがとうございました。

あがる様子のないガスと霧雨だったので、カメラは歩きはじめからザックの中に片づけて休んでもらいました。
大粒の雨にはならなかったものの、雨は駐車場につくまで降ったりやんだり。
ということで最終日の写真はありません m(__)m

大好きな裏銀座を今年も歩くことができました♪
やはり好きなルートは何度も歩くことによって更に好きになるように感じます。
来年はまた花のある頃に歩きたいな~~
そして来年こそは五郎ちゃんまで! あ、でも高天原温泉にも行きたいし~~[いい気分(温泉)] さぁ、どうしましょう ^^;

   
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表銀座縦走 後編 (2013年9月) [北アルプス]

前回からの続きです。

9月20日(金)    晴れ[晴れ]

ヒュッテ西岳(テン場)~水俣乗越~ヒュッテ大槍~槍ヶ岳山荘~殺生ヒュッテ~天狗原分岐~槍沢キャンプ地(テント泊)


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3日目の夜が明けた。 今回の山旅のなかで行動時間は一番長くルートも厳しい。 まさに正念場の1日がはじまる。







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この日もお天気の心配はなさそう。 風もほとんどない。 山は歓迎してくれているようです。
 

【表銀座は道が整備されており危険箇所もなく歩きやすい】  某山雑誌に紹介されていた一文です。

『どう見ても危険箇所だらけじゃん・・・』 ヒュッテ西岳のテント場から東鎌尾根を望んだとき私はそう感じました。
高所恐怖症のよしころん、ヤセ尾根ってだけでも嫌なんだけど、槍までのアップダウンも半端ない(><)
確か長い三段梯子もあったはず。 歩ききれるかな・・・ 
エスケープするにしても、水俣乗越まではなんとしてでもも歩かないと・・・
翌日のことを思い、悶々としながら眠ったのは私だけではありませんでした。

燕岳のテント場からご一緒している同年代のご夫婦の奥様。
「わたし高所恐怖症なの~~  槍? 前にきたときも登ってないし~(笑) 登ったのは主人だけよ。」
「東鎌尾根、ダメかもしれない~。 いざとなったらエスケープあるものね。」
ヤセ尾根、トラバース、鎖、梯子大嫌い! 恐怖ポイントがよしころんと共通してますぅ~~!!

「昨日から誰に聞いても <東鎌尾根は大丈夫。 問題ない!> って言われるんですよ。」
「隣のテントの男性は北鎌尾根登って東鎌尾根を下ってきたそうで。」 ご主人。

『えぇ~! それ聞く方間違ってますよぉ~~ ^^; (笑)(爆)』

よしころん夫婦は水俣乗越まで歩いたかんじでエスケープするか、そのまま進むかを決めることにしました。
『では今日もよろしくお願いします♪ がんばりましょう! 気を付けて!!』
お互いの健闘を祈って出発しました。






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「見て! マチガ沢だよ!!」 ここからの景色、谷川岳西黒尾根から望んだマチガ沢とそっくり!





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「ふだん通りに登れば大丈夫」 谷川岳が応援してくれているような気がしました。

水俣乗越は東鎌尾根の鞍部(表銀座縦走路の最低鞍部でもある)。 このあとは基本登りになるのでなんとか大丈夫そう。 
わたしたちはこのまま東鎌尾根を進むことにしました。 このとき私は「窓」にかかる三段梯子の存在を忘れておりました・・・






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マジか・・・・・・

山の影の真ん中に自分の姿が棒のように映っています。





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実は梯子を降りてからのヤセ尾根のほうが怖かったです。







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ヒュッテ大槍を過ぎたあたり^^







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とうとうここまでやってきました! ヽ(^o^)丿







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真ん中の赤い屋根は 「殺生ヒュッテ」 その少し上、小さな赤い屋根が「ヒュッテ大槍」 その延長に続くのが東鎌尾根。







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こちらは裏銀座から延びる 西鎌尾根。 ここも歩いてみたいね♪







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槍ヶ岳 ありがとう・・・

精神的、肉体的に余力があれば槍の穂先も行ってみようかな・・・ 
少しだけ思っていましたが、東鎌尾根で精神も肉体も使い果たしてしまいました(笑)
こんな素晴らしいお天気の日に登らないなんて~ そう思われる方もいらっしゃるでしょうが、
東鎌尾根を無事歩ききることができた! その達成感と満足感でいっぱい!!
2人して不思議なほどに槍の穂先へ登らなかったことへの悔いはありませんでした。
このあと槍沢まで下らないといけませんしね。 

初日のタクシーでご一緒だった奈良のおじさまも無事到着されていました。
もう穂先に登られ、ちょうど降りてこられたところだったようです。
おじさまの今後の予定は大キレットを越えて穂高方面。 
「ありがとうございました。 どうぞ気を付けて!」
槍ヶ岳山荘で昼食をとったあと、満足感とともに槍沢へとメインルートを下り始めました。

『そういえば燕岳からご一緒のご夫婦、追いついてこなかったね。 エスケープされたのかな・・・』 
話していると、下から単独の女性が登ってきました。 すると・・・

「あ~~~! 奥さ~~ん~!!!」 単独の女性。 燕からご一緒だった奥様です。

『えぇぇ~~~! なんで???』 よしころん。

「ヒュッテ大槍までは頑張ったんだけど、その先も厳しいってことだったんで、主人にはそのまま行ってもらって、私はいったん下ったの~。 それにしても東鎌尾根本当キツくて厳しかったわね~~。」

3枚前の写真で確認できますが、ヒュッテ大槍からメインルートまではかなり下って登り返しになります。
奥さま、疲れた様子もなく楽しそうに登り返しています。 高所恐怖症山屋のド根性を感じました。

「槍はやっぱりいいわね~~ またどこかでお会いしましょうね~~ヽ(^o^)丿」 

でも奥様、槍の穂先には登りません(笑) 
ご一緒できて本当に楽しかったです♪ お互い高所恐怖症山屋としてこれからもがんばりましょう~~


15時過ぎには無事槍沢キャンプ地(ババ平)到着。 最後の夜が更けていきました。





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9月21日(土)    晴れ[晴れ]

槍沢キャンプ地 ~ 槍沢ロッヂ ~ 横尾 ~ 新村橋 ~ 徳沢 ~ 明神館 ~ 上高地バスターミナル

槍沢キャンプ地(ババ平)とこちらを管理している槍沢ロッヂは30分位離れているので、
下山時にテン場を利用した際は帰路にロッヂに立ち寄りテント代を支払えればよいシステムとなっています。
ロッヂに立ち寄り支払を済ませたあとは上高地バスターミナルに向けて歩きます。






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徳沢のテント場は芝生で気持ちよさそうです♪

この日は三連休の初日ということもあって、このあたりまでくると登山者も観光客も入り交ざってすごい人(><)
登山者もわれ先にとガンガン登ってきます。 (殺気立ってて恐い・・・)
横に広がってしゃべりながら歩くグループ多数・・・ 直前でもよけてさえくれない・・・(せめて一列で歩いてほしい・・・)
ある意味危険エリアだと思いました ↓ ↓ ↓






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喧騒をよそに麓には美しく豊かな森が広がっていました。
午前中には上高地バスターミナルに無事到着。 3泊4日の山旅を無事終えることができました。










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テントを担いでの表銀座縦走。 4日間通してガスの発生や強風もなく晴天に恵まれました。
悪天では私達にはとても歩ききることのできないルートだったと感じました。
天に山に、お会いした人々に歩かせていただいと感謝の気持ちでいっぱいです。
何度訪れても槍の穂先には登れないかもしれませんが、槍ヶ岳にはまた別のルートで訪れてみたいものです。
次回ルートは高所恐怖症の奥様も大丈夫!とお墨付きをくれた 西鎌尾根が最有力 ^^v






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北アルプス、素晴らしい4日間をありがとうございました ヽ(^o^)丿



※10月1日(火)早朝より次の山旅にでます。 毎度毎度で申し訳ありませんがご訪問、コメント遅れます。 m(__)m
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表銀座縦走 前編 (2013年9月) [北アルプス]

北アルプス、表銀座。山を歩く方なら誰もが一度は聞いたことのある憧れのクラッシックルートを歩いてきました。

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初日朝、穂高駅の無料駐車場に車を置き、燕岳の登山口まで乗合タクシーにて移動。
燕岳から槍ヶ岳まで縦走し、最終日は上高地からバスと電車を乗り継いで穂高駅に戻ってくる計画です。
3泊4日テント泊装備。 
4日間通して昼食を途中の小屋で食べることができるため、ザック重量は谷川連峰主脈縦走時とほぼ同じ。
パートナー21キロ、よしころん13キロです。









9月18日(水)    晴れ[晴れ]
中房温泉 ~ 合戦小屋 ~ 燕山荘 ~ 燕岳(テント泊)

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北アルプス三大急登のひとつとされる合戦尾根を登ります。







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念願だった合戦小屋のスイカ! 美味い!!!!







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はじめまして^^ 君にも会いたかったんだ♪







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こちらも有名な山のイルカくん♪







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めがね岩







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泊まってみたい山小屋ナンバーワンの「燕山荘」







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こちらは持ち運び式我が家(笑)







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早速イワヒバリくんが遊びにきてくれました^^

初日の行程はここ燕岳まで。 
午前中にはテント場到着。 燕山荘で手続きをすませたあとはもちろん生ビール~~~ヽ(^o^)丿
ご満悦夫婦は千鳥足?で燕岳へお散歩 ^^;






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翌日歩く縦走路が見えています。







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こんなに人の少ない燕岳もめずらしいのかな♪ 平日組の特権です^^v







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燕岳山頂より剱岳方面







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鷲羽岳に夕日が沈んでいきました。







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お月様 こんばんは♪

振り返ってみると初日が一番のんびりと過ごすことができました。翌日からの本格的縦走に備え18時すぎには就寝しました。





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9月19日(木)    晴れ[晴れ]

燕岳(テント場) ~ 大天荘 ~ 大天井岳 ~ 大天井ヒュッテ ~ 西岳 ~ ヒュッテ西岳(テント泊)

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おはよう~ ^^







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2日目もお天気の心配ナッシ~~ ヽ(^o^)丿







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槍を眺めながらのトレイルです♪







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大天井岳から常念岳へ向かうというお兄さんと写真を撮りっこしました ^^







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大天荘から大天井ヒュッテへのルートは大嫌いな岩稜帯のトラバース。 しかも下り。 
重い荷物に体が振られると怖いす~~ ToT
この区間、登山地図には何の記載もありません・・・  下り道ですが大汗かきかき下りました(><)






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イワヒバリくん、君のようにひとっ飛びできればなぁ。







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西岳まではアップダウンを繰り返しつつ、ひたすら歩く、歩く、歩く・・・ ここ、真夏はかなり暑さが厳しそうです。
 






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バテバテになりつつも無事ヒュッテ西岳に到着。 
初日に乗合タクシーで一緒だった奈良のおじさまは暗いうちに燕山荘を出発。 お昼過ぎには着いていたそう。
「えぇ~!まだ登るんでっか!!」 と言われながらも、テント設営後西岳に登ってきました(笑) 
『はい、次はないかもしれませんから~~』






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この日の稜線上はほぼ無風。 正面に槍を眺めることのできる最高のテン場でした ヽ(^o^)丿







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窓を開けるとこの景色ですから♪

眼前に翌日歩く槍ヶ岳へと延びる東鎌尾根もくっきりと確認できる。  うぅぅ・・・このルート、どう見てもヤバイかも・・・


後編に続きます・・・
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