SSブログ

2012年 夏山旅 最終章(2012年8月) [北アルプス]

12.8.23.1.jpg
ありがとう、北アルプス。 本当に幸せな、幸せな5日間でした。 心から感謝します。











8月23日(木)    晴れ 時々 くもり(夜に小雨)     行動時間 7時間(休憩、撮影時間込)

三俣山荘 ~ 三俣蓮華岳 ~ 双六岳 ~ 双六小屋 ~ 弓折乗越 ~ 鏡平山荘(泊)

12.8.23.2.jpg
今日もお天気の心配はないみたい♪

当初予定ではこの日新穂高まで一気に下る予定でした。 女性の事情により、前日よしころんの体調に変化あり。
あぁ どうしよう・・・  パートナーと作戦会議です。
三俣山荘から新穂高までの道のり。
いくつかの山頂を超えつつほぼ下りルートですが、所要時間は今回の山行で一番長く、おそらく9時間は超える行程。
今のところ体調はそう悪くはないけれど、正直ロングは辛い。
そこで念のため設定していた予備日を使い、2日に分けて下ることにしました。 鏡平山荘への予約もOK。
そのおかげで最後の2日間は時間に縛られることなく、贅沢に山歩きを楽しむことができました。






12.8.23.3.jpg
やはり北アルプスでの槍の存在感はすごい! そう思いました。 (でもここには登らないし、登れないケドね ^^;)










12.8.23.5.jpg
画面左に見えている稜線が三俣山荘から三俣蓮華岳へと続く稜線ルート。
画面右から鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳。 今回訪ねた山々。










12.8.23.6.jpg
三俣蓮華岳  標高 2841m  (富山・岐阜・長野の県境)





12.8.23.7.jpg
途中コーヒーブレイクをとりながらのんびり歩きます♪










12.8.23.8.jpg
黄色く色づきはじめたコバイケイソウ。 少しずつ秋の気配





12.8.23.10.jpg
トウヤクリンドウ、いっぱい会えたね♪










12.8.23.9.jpg
画面左から 薬師岳、三俣蓮華岳、水晶岳、鷲羽岳   丸山付近より望む







12.8.23.11.jpg
双六岳  標高 2860m





527.jpg
双六岳より笠ケ岳方面

ここへくるまでにのんびり2回のコーヒーブレイク♪
今回の山旅で私達の一番のお気に入りだったのは、この三俣蓮華岳から双六岳への稜線歩き♪
巻道ルート、中道ルートもあり、天候や体調でコース変更可能。(往路は巻道ルートで歩いています) 
このルートを時間の制約なく、のんびりと歩けたこと、言葉がないくらい、2人幸せを踏みしめながら歩いていました。
そろそろ双六小屋方面に下りようとしていたその時 「ライチョウがいますよぉ~」 若いカップルが教えてくれます。




12.8.23.13.jpg



12.8.23.12.jpg

いたいた~~ \(^o^)/ お母さんとヒナ3羽。 この夏4度目のライヨウとの出会い♪
(写真には残せませんでしたが、鷲羽岳へ向かう登山道でも1羽のライチョウを見かけました)
ヒナはお母さんとそう変わらないくらいの大きさに成長しています。 巣立ちも間近なのでしょうね。
青空の下、ライチョウファミリーとの出会いでした^^









12.8.23.14.jpg
自分の道を一歩一歩、歩いていこう





12.8.23.15.jpg
やっぱり 「槍」 はカックイィ~ね!
 

双六小屋でランチのあと、この日の宿、鏡平山荘まで下ります。
小屋の前でカレーライスと牛丼を食べていると、単独の外人さんがやってきました。
190センチをゆうに超える長身、長い手足。 ノースリーブに短パン(もちろん機能タイツなし)。
ノースリーブの上には釣り人が着ているようなノースリーブのベスト。
首元にはシルバーのネックレス2本重ね。 サングラスはなし。 首からはカメラではなく双眼鏡。 (よく観察してるでしょ 笑)
大きなザックも片手で軽々と下ろします。

パートナー 「かっこいいなぁ。 まるで外国映画に出てくる レンジャー部隊 みたいだなぁ。」
よしころん 「本当にカッコイイねぇ。 オヤジが汗かくと暑苦しいのに、イケメンの汗はなんで爽やかなんだろぅね~」

私達は彼のことを 「レンジャー部隊」 と呼ぶことにしました。(単独の方ですけどね)
私達のほうが少し前に出発しましたが、レンジャー部隊はコンパスが長い。すぐに追いつかれます。

よしころん夫婦 : 「お先にどうぞ~」
レンジャー部隊 : 「スミマセン~」

あれくらい足が長いと大きな段差も楽チンだろうなぁ・・・ つぶやくパートナー ^^;

しばらくすると、とっくに追い越していったはずのレンジャー部隊、少し先で双眼鏡でなにか覗いています。 
また先に行く、また追いつく、そして双眼鏡でなにか覗いている。
そんなことを数回繰り返し、また少し先にレンジャー部隊。
なにを見てるんだろうね。 やっぱ本物のレンジャー部隊!? 「遭難者発見!?」 なんちゃって~
 
するとレンジャー部隊、「ソノ少し下にライチョウがイルヨ。」
え!? どこどこ?? 私達が見たときライチョウはすでに見えなくなっていました。

レンジャー部隊 : 「ミエタ?」

よしころん夫婦 : 「ううん、見えませんでした。 でも今日は双六付近でライチョウを見ました。」

レンジャー部隊 : 「OH! 4羽のファミリーね。 私もミマシタ。」
            「私ハ クマとライチョウを見ルタメニ山にハイッテル。 昨日もクマの親子ミマシタ。」
            「年間にスルト数百のライチョウとクマを見テイマス。 景色関係ナイ~。 笑」

ポイント、ポイントで双眼鏡を覗いていたのは、そういうことでした。
ひょっとしたらその道では有名な方なのかもしれません。
ここが最後のポイントだったようで、その後お会いすることはありませんでした。
よしころん好み、パートナーも憧れる!? イケメンレンジャー部隊との出会いでした[黒ハート]

13時 鏡平山荘到着。 
まずはカキ氷をいただき、そのあとはテラスでゆっくり本を読んだり、散策したり、贅沢な時を過ごしたのでした♪











8月24日(金)   晴れ 時々 くもり    行動時間 4時間15分(休憩、撮影時間込)

鏡平山荘 ~ わさび平小屋 ~ 新穂高温泉無料駐車場

12.8.23.16.jpg
最終日の朝

昨夜寝入りばな、雨の音で目が覚めました。 少し雨が降ったよう。
午前2時、星空を見にこの場所へきてみました。 雨が大気を洗い流してくれたのでしょう。
降るような星空とはこのこと。 槍ヶ岳の上にはオリオン座。 湖面にまで星空が映りこんでいます。
上にも下にも星空。 流れ星5つ発見☆☆☆☆☆~   いつかまた2人この場所に戻ってこられますように♪
未熟者にて星空は眺めただけ、写真には残せていません・・・






12.8.23.18.jpg12.8.23.17.jpg
               ホツツジ♪                          ミヤマホツツジ♪






12.8.23.19.jpg12.8.23.20.jpg
               ヤマハハコ♪                         ミソガワソウ♪

予定していた最終日の行程を2日に分けたことで、最後の2日は本当にのんびりと山を楽しむことができました。
午前10時半、新穂高温泉駐車場へ下山完了。
2人して翌日から即仕事!と相成りましたが、その辛さにも勝る素晴らしい山行でした。


年に1度の夏山大遠征。 
天候、体調に恵まれたときも、そうでないときも、山は多くのことを教えてくれます。
今回も沢山の人や花との出会いに恵まれました。
自然って本当に素晴らしい。 こんな美しい自然のある国に住んでいることにも感謝。
そして今回の長い山行記を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

来年のプラン? もちろん計画中でっす~~ \(^o^)/

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。